平井豊果の内からとめどなく溢れるようなモチーフの組み合わせが、深い青の色彩の中に溶け込み、真夜中に見る夢のように映ります。
直観的に、即興的に描かれるという魅力的な作品群をご紹介します。
平井豊果 Yutaka Hirai |
下描きをせず、アドリブで描く
平井豊果は一貫して、下描きをせず、絵具が渇かないうちに色を混ぜたり、流したりしながら描きます。
先に描くものを全て決めてしまうと面白くないという理由から、即興的な制作スタイルで描いているのです。
マーブル模様のように画材を遊ばせながら、流動的に作り上げられる作品は、まるで夢の中のようなイメージを紡ぎ出します。
モチーフから得るインスピレーション
インターネット上にある様々な画像へのオマージュを込め、
作家独自の判断基準とインスピレーションに従って決められるモチーフ。
作品の中にたたずむ人物や建物、動物などの不思議な組み合わせは、その先にある物語を想像させます。
夢に見るような色彩
特徴的なブルーにビビッドなピンクを織り交ぜながら、どこか遠い昔を思わせる色彩で描かれるシリーズ。
東洋と西洋、ファンタジーとリアルなど、一見相容れないモチーフの組み合わせは、平井豊果の独特の色彩センスにより心地よく融合し、古くて新しい、新鮮な光景として私たちの前に現れます。
平井豊果 Yutaka Hirai |
主な展覧会
2010
江ノ電沿線10galleryT
2011
横浜トリエンナーレ連帯プログラム黄金町バザール GALA House
2015
730days COBAKABA
2017
個展「真夜中の肖像」ondo STAY&EXHIBITION
蒐集衆商 青山スパイラルガーデン セレクター遠山正道推薦
2018
個展「真夜中の亡国」無印良品 MUJI新宿 Café&Meal MUJI新宿
個展原点回帰 TETOKA
cat power ギャラリールモンド
mement mori展 ギャラリールモンド
コンテンポラリーシック 阪急梅田
イラストレーションウエーブvol.1
主な公募
2017
イラストレーションノート入選
TIS公募 大賞
2018
ペーターズギャラリーコンペティション大久保朋子賞
主な仕事
2002
Soup Stock Tokyoポスター
2017
津田大介メルマガメディアの現場280〜289表紙
2018
マリアーナ・エンリケス わたしたちが火の中で失くしたもの装丁
ZINE 2015
2017
here is ZINE TOKYO CULTUART by BEAMS 2018 プリクラ展 TETOKA