今関絵美は武蔵野美術大学を卒業後、デザインの仕事に就きながら、昔から興味があった心理学の勉強を始めました。
そのとき心理学を学ぶということが「自分の性質や本心を知る」という絵画における探求心へとつながり、再び絵を始めるきっかけとなったのです。
穏やかな風景とそこに佇む人々。ノスタルジーとそれだけではない、想像を膨らませるような画面は、観る者を作品世界にぐっと引き込みます。
今関絵美|Emi Imazeki |
どこか懐かしく、新しい風景
Magic hour -boat- キャンバスに油彩, 53x 72.7 cm, 2020
SOLD OUT
今関絵美が描く、穏やかな風景とそこに佇む人々。
何気ない風景が誰の胸の内にもある郷愁を呼び起こし、特別な風景に見えてきます。
ノスタルジーとそれだけではない、想像を膨らませるような画面は、観る者を作品世界にぐっと引き込みます。
軽やかなタッチが、どこか懐かしさと、現代の眼差しをも感じる時空を超えた心象風景を映し出します。
They are secret friends. パネルに綿布・油彩, 53 x 65.2 cm, 2018
移ろいゆく存在と時間
in the middle of something キャンバス・油彩, 45.5x 60.6 x2cm, 2023
作家は、不安定な時代のなかで自分にとってのリアリティを追い求め、
自身の直感や、体と心のバランスを大事に、しっくりくる感覚を掴みながら制作していきます。
気が付くとすぐに過ぎ去ってしまい、誰もが見過ごしてしまうような瞬間を、
一瞬一瞬大切に受け止めながら、絵のなかに留めておこうとするかのようです。
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心に触れる日常風景が、生活を豊かにすることを目指して
作家が大切にしていること、それは自分自身と周囲の人たちが豊かになっていくことだといいます。
何が「豊かさ」と呼べるのかは人によって異なりますが、その豊かさを見つけ、深めていくことが重要と考えているのです。
見た人のその後の生活を豊かにしていくことを目指し、制作された作品。
心にすっと入り込み、繰り返し眺めたくなる風景は、その人にとって最も大事なことを思い起こさせる手がかりのようです。
きれいな水の前で キャンバス・油彩, 60.6x 80.3 x2cm, 2023
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yellow lily キャンバス・油彩, 60.6 x 50 cm, 2020
Blueberry field パネルに綿布・油彩, 45.5 x 38 cm, 2018
今関絵美|Emi Imazeki |
2004 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業
近年の展示
2022 Art Fair HAKATA tagboat × HAKATA HANKYU, 博多阪急
2023 tagboat Art Fair 2023, 東京ポートシティ竹芝
2023 NEO PAINTING TOKYO 2, AKIO NAGASAWA Gallery
受賞歴
2002 トーキョーワンダーウォール2002 入賞
2003 第14回関口芸術基金賞 入賞
2004 武蔵野美術大学卒業制作展 研究室賞
2019 第14回 TAGBOAT AWARD 入賞