福井直子は岐阜県生まれ、2007年東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程(油画)修了(博士学位取得) 。
油絵に布やビーズなどさまざまな異素材を組み合わせ、ときめくようなキラキラ、ワクワクを作品に盛り込みます。
日常から非日常へと心を連れて行く、優しい色彩と輝きが織りなすめくるめく世界をご紹介します。
福井直子 Naoko Fukui |
絵画の中にきらめきを込めて
布にアクリル・ビーズ刺繍, 14x 18 cm, 2023
色鮮やかなビーズや、光に当たってきらめくスパンコール。
油絵にさまざまな素材を丹念に縫い付け、組み合わせた福井直子の作品には、
キラキラ、ワクワクするような、ファンタジックなときめきが詰め込まれています。
キャンバスに油彩・ビーズ刺繍, 31.8x 41 cm, 2013・19年
思い出や記憶のにおい
キャンバスに油彩・ビーズ刺繍(蓄光ビーズ一部使用)・金属箔, 60.6x 91 cm, 2023
実際に自分自身が経験したことや見たもの、
そしてときにかつての記憶をたぐりながら描かれる作品。
そこには、懐かしさや親しみなど、心温まる気持ちまで込められているかのようです。
キャンバスに油彩・ビーズ刺繍・金属箔, 50x 72.7 cm, 2023
キャンバスに油彩・ビーズ刺繍・フエルト・金属箔, 35x 27 cm, 2023
固定観念から解き放たれて
キャンバスに油彩・ビーズ刺繍・金属箔, 30x 30 cm, 2023
福井直子の作品は、まるで子どものころ感じていたようなときめきをもたらしてくれます。
大人になるにつれ、いつしか固定観念に縛られるようになったとき、
自由にきらめきを感じる、心動かすあの感覚を思い出してみてはいかがでしょうか。
キャンバスに油彩・ビーズ刺繍・金属箔, 33.3x 33.3 cm, 2023
キャンバスに油彩・ビーズ刺繍, 120x 60 cm, 2011・2023 年
福井直子 Naoko Fukui |
1977年岐阜県生まれ
2007年東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程(油画)修了(博士学位取得)
2007 「絵のある部屋」/INAXギャラリー2 (東京)
2009 「スターゲート」/川崎市岡本太郎美術館(岡本太郎現代芸術賞 入選)
2011 「花のように 鳥のように 風のように」/愛知芸術文化センター内地下(アーツ・チャレンジ2011入選)
2013 「夢を見るライオン」/GALLERY SPEAK FOR(東京)
2020 「la petite princesse」
アート解放区 銀座「CANBIRTH」 銀座高木ビル(旧有賀写真館ビル)
2021アートで考えるサスティナブル/SDGsクリエイティブ展/スパイラルガーデン(東京)
心が動く一瞬のきらめきを平面作品に油絵とビーズなどで記憶し、自分が幼い頃から慣れ親しんでいる布や木、ビーズや陶器などありとあらゆる素材を使い一つの空間を制作し展示しています。固定概念にとらわれず自由に、日常から非日常へと、キラキラワクワクするような作品を心がけています。
また2011年に東京ドームシティASOBono!の外壁デザイン、2012年SPICAと共同で古屋再生プロジェクトとして一軒家の中に絵を全て描き、2020年「la petite princesse」では解体前の銀座高木ビル内に壁画を描き展示、など幅広い活動をしています。