フルフォード素馨(ジャスミン)は1988年神奈川県逗子生まれ。
武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻に入学。3年時に版画専攻に転専攻し、2年在籍ののち卒業。その後イギリスに渡り、UALセントラルセントマーチンMA Fine Artを修了しました。
Independent Tokyo 2021にて見事グランプリを獲得した作家は、ART FAIR GINZA 2023に参加予定。どこか謎めいた作品の秘密に迫ります。
フルフォード素馨 Jasmine Fulford |
凝り固まった考えを解きほぐす
その時々で興味を惹かれるものを作品のモチーフに選んでいるフルフォード素馨。
描かれるものは様々ですが、どこか夢の中のような景色や、現実離れした状況を表現しています。
その根底にある考えの一つは「世の中は思い込みでできている」ということ。
固定観念を疑い、移ろいゆく世の中を独特の視点から捉えた作品は、どこか可笑しさを含んだユニークな解釈として、見る者の頭を解きほぐしてくれます。
<ART FAIR GINZA 2023 展示予定作品>
天竺に油彩, 38x 45.5 x2cm, 2021
パネルに油彩, 41x 31.8 cm, 2020
夢の世界へ
近年では外の世界とのかかわりに対して興味が強くなっているといい、他者や動物、夢で見たものが描かれているという作品。
自分が理解できていることは、あくまで世の中でもひとつの解釈に過ぎないのかもしれない、という疑念が、少し変わった角度からの外の世界へのアプローチを生み出します。
夢で見たものが描かれている作品は、まさに「わかるようで、よくわからないもの」と対峙する姿勢を表しているようです。
天竺に油彩, 60.6x 50 x2.5cm, 2022
パネルに油彩, 31.8x 41 cm, 2020
一目見たら忘れられないユーモア
<ART FAIR GINZA 2023 展示予定作品>
天竺に油彩,38x 45.5 x2.5cm, 2021
フルフォード素馨が描く、目の前に唐突に現れる光景。それは一度見たら忘れられないほどの強烈なインパクトを放ちます。
日常にある視覚的経験を絵画に変換する、その過程で得られる素朴な喜びが、作家の原動力になっているといいます。
作家の目を通してみた幻想的な世界を是非お楽しみください。
<ART FAIR GINZA 2023 展示予定作品>
天竺に油彩,91x 72.7 x2.5cm, 2023
<ART FAIR GINZA 2023 展示予定作品>
天竺に油彩,53x 45.5 x2.5cm, 2023
Art Fair GINZA 2023 tagboat x MITSUKOSHI
株式会社タグボートが2023年9月2日(土)~9月11日(月)まで、東京・銀座にある銀座三越 新館7階 催物会場にて、「Art Fair GINZA tagboat x MITSUKOSHI」を開催いたします。
会場:
銀座三越 新館7階 催物会場
期間:
2023年9月2日(土)~9月11日(月)
Part1:9月2日(土)~9月6日(水)
Part2:9月8日(金)~9月11日(月)
営業時間:
午前10時~午後8時 Part1、Part2ともに最終日は午後6時まで
※9月7日(木)は催物会場はお休みとさせていただきます
※各会期初日の9月2日(土)、9月8日(金)は、エムアイカード プラス会員さま及びご招待顧客さまの優先入場とさせていただきます。
出展アーティスト:
Part1:
アンタカンタ/石井七歩/大谷太郎/大谷陽一郎/大山貴弘/小野海/片桐直樹/カネコタカナオ/Kamihasami/工藤千紘/コムロ ヨウスケ/榊貴美/シムラヒデミ/田村久美子/TARTAROS/丹治基浩/中風森滋/額賀苑子/橋本仁/林恭子/ビオレッティ・アレッサンドロ/深澤雄太/福井直子/フルフォード素馨/柳田有希子
Part2:
Aira/AKIKO KONDO/有村佳奈/池伊田リュウ/石川美奈子/今関絵美/VIKI/大城夏紀/岡村一輝/オクヤマ コタロウ/北村環/木村美帆/久木田大地/毛塚友梨/小木曽ウェイツ恭子/鈴木ひょっとこ/高橋夏代/月乃カエル/都築まゆ美/中島友太/ナカムラトヲル/廣瀬祥子/ホリグチシンゴ/三塚新司/曄田依子
フルフォード素馨 Jasmine Fulford |
1988年 神奈川県逗子生まれ。2009年 武蔵野美術大学 造形学部 油絵学科 油絵専攻 入学。2011年同学科 油絵専攻から版画専攻に転専攻。2013年 武蔵野美術大学卒業。 2013年 UAL Central Saint Martins MA Fine Art 入学。 2017年 UAL Central Saint Martins MA Fine Art 卒業。
2018年台北イラストレーションフェア にてFreedom Man賞受賞。2021年Independent Tokyo 2022 グランプリ。2022年 Kido Press Gallery にて個展。2023年3月Tagboat Galleryにて個展。日本とイギリスの背景を持ち、日常の視覚的経験を絵画に変換することで得られる、素朴な喜びを主なモチベーションソースとして制作を行なっている。最近考えているのは「理解するということ」と「脳内イメージの生成プロセス」。