落合陽一氏は東京を拠点に活動するメディアアーティストで、境界領域における物化や変換、質量への憧憬をモチーフに作品を展開しています。2010年に本格的な作家活動を開始し、これまで国内外での個展やグループ展、写真集の刊行など、精力的な活動を行ってきました。
今回の個展では実験的な試みとして、インタラクティブな新作「ヌル即是色色即是ヌル」を発表する予定です。
また、今回展示するNFTを素材としたアート作品の一部は、オンラインとオフラインのハイブリットでの販売を予定しております。世界が注目する若き才能を、ぜひ会場でご覧ください。
※タグボートオンラインでの販売は個展開催期間中の実施を予定しています。
■個展概要
本個展では、新作を含む3つのシリーズを発表します。作家は宙に浮かぶ銀彫刻をデジタルに変換し、フィジカルに撮影し、またデジタルに変換するプロセスの中に現代のマニ車のオマージュとデジタルの輪廻転生の形を探してきました。この度新作として、「ヌル即是色色即是ヌル」を展示します。この作品は空即是色・色即是空という般若心経の空のモチーフを有形を留めない銀彫刻のデジタルデータとして捉え直し、それがさまざまな色や形を反射しながら風景を歪める様をデジタルの掛け軸の中に構成します。
■出展予定作品
空中に浮遊する鏡面の彫刻が風景を切り取り、回転し人間の魂と風景の調和と変容を私たちに思い起こさせる作品をフィジカルに撮影した「Re-Digitalization of Waves」、その「Re-Digitalization of Waves」シリーズのデジタルと物質の間を繰り返し転移し続ける作品の過程で、あえてフレームレートゼロにし、質量性の高い 2.5 次元印刷に着地した「Re-Materialization of Waves」。そして新作となる「ヌル即是色色即是ヌル」は、般若心経の空のモチーフを銀彫刻のデジタルデータとして捉え直した作品です。
落合陽一
メディアアーティスト。1987年生まれ。2010年ころより作家活動を始める。
境界領域における物化や変換、質量への憧憬をモチーフに作品を展開。
筑波大学准教授、京都市立芸術大学客員教授、大阪芸術大学客員教授、デジタ ルハリウッド大学特任教授、金沢美術工芸大学客員教授。
2020年度、2021年度文化庁文化交流使。2022年世界経済フォーラムヤン グ・グローバル・リーダーズ選出。2025年日本国際博覧会テーマ事業プロデューサーなどを歴任。
主な個展に、「偏在する身体、交錯する時空間(日下部民藝館、2022)」や「物化-Transformation of Material Things-(香港、2021)」など。
■落合陽一 個展「ヌル即是色色即是ヌル」開催概要
開催期間:2022年9月28日(水) ~ 10月11日(木)
営業時間:11:00-20:00
※10月1日より、平日は12:00-20:00、土日祝は11:00-20:00
※最終日のみ1Fは15時、7Fは20時に終了
会場:阪急MEN’S TOKYO タグボート
〒100-8488 東京都千代田区有楽町2-5-1 阪急MEN’S TOKYO 1F main base、7F tagboat
入場料:無料
展覧会URL:http://tagboat.co.jp/yoichi_ochiai/
オンライン販売:2022年9月28日(水)14:00より開始(予定)
※NFTを素材とする作品はディスプレイと合わせての販売となります。
News Releaseのダウンロードは下記から
【News Release】落合陽一展「ヌル即是色色即是ヌル」開催.docx.