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変化し続ける「tagboat ART FAIR」...
オンラインサロン限定有料コラム
今から3年前に、コロナ禍の中で始まった「tagboat ART FAIR」。 単独のギャラリーがアートフェアを開催するなんて、前代未聞だ。 たまに、「アートフェアとはギャラリー単位で出展するものだ」とか古い定義にこだわる方もいるようだが、tagboat ART FAIRはタグボートというギャラリーが単体で出展しているので、何も問題はない。 また、通常のアートフ...
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NFTアート狂騒曲...
オンラインサロン限定有料コラム
NFTアートのブームはひとつの事件である 2021年のアート界の最大ニュースはNFTアートのブームであったと言ってよいだろう。 今年3月にBeepleのデジタル作品がクリスティーズで75億円で落札されて以降は異常なほどのNFTアートブームが続いた。 NFTアートブームとはいったい何だったのか? 投資なのか、投機なのか。 こ...
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アートメディアに期待すること...
オンラインサロン限定有料コラム
日本には様々な美術メディアがある。 雑誌、オンラインなど多岐にわたり、長年にわたって日本の美術界の中で活用されてきたメディアは多い。 しかしながら、これらのメディアが国内のアートマーケットの拡大に関わっていないのはなぜだろうか。 日本が先進国の中でアート市場が極端に小さい理由のひとつとして、メディアとマーケットとの関わり方に何かヒントがあるのかもしれない。 ...
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現代アート作品のクオリティとは...
オンラインサロン限定有料コラム
現代アート以前における作品のクオリティとして最も重視されたのは技術力であった。 つまり、超絶技巧で繊細な表現が評価されていたのだ。 いまだに日本の画壇では「写真のような」美人画の作品が評価される公募団体もあり、そのような作品は高年齢層に固定ファンが多いようだ。 しかしながら、マルセル・デュシャンが既製品の便器にサインをしただけの「泉」という...
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アートの鑑賞者からコレクターになる...
オンラインサロン限定有料コラム
日本には多くのアート愛好家がいて、美術館に行く鑑賞者の数は他国よりも多いと言われている。 確かに美術館などの施設の来場者数ランキングでは日本は上位に出てくるが、その多くは印象派展やエジプトの秘宝展などであり、現代アートの展覧会の来場者が多いわけではない。 それでも以前と比べると、現代アートの展覧会の来場者数は着実に増えてはきている。 が、そこから購入者、さらに...
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アートはエンタメ化すると本気で考えている - その2-...
オンラインサロン限定有料コラム
前回のコラムでは、アートはアカデミック(学術的)なものから徐々にエンターテインメントへと移っていることを述べた。 つまり、アートとは「勉強する」ことが必要であるという考え方から、純粋に「楽しむ」という方向へと変わっているるということだ。 それはアートが作り手の意志を理解することが重要であった時代から、鑑賞者が自由に作品の意味を感じてよい時代へと向かっているということ...
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買いたいアートの見つけ方 ーその2ー...
オンラインサロン限定有料コラム
自分が買いたい作家は見つかったものの、その中で欲しい作品はすでに売れているということはよくあることだ。 ギャラリーに問い合わせしても、次に個展が開催されるまで待つか、もしくはウェイティングリストに名前を書いて待つことになるが、それでもそこで欲しい作品に出会えるかどうかは分からない。 アート作品というのは一期一会であり、欲しいと思えばすぐに買う...
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アートには大局観が必要である...
オンラインサロン限定有料コラム
アートには大局観が必要であることを最近ひしひしと感じるようになった。 つまり、目の前にある細かいことにとらわれずに物事の全体感をとらえて前に進めていくことの重要性だ。 それは作品としてのアートもそうであるし、アートのビジネスやコレクションをする場合にも長期的な視点が必要だということだ。 特に、アートの本質とは何かを探ることによって、未来に向...
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アートの価値と価格 その2...
オンラインサロン限定有料コラム
前回のコラムの内容をおさらいすると、アートの価値とはそもそも第三者的な評価よりも個人の価値観で評価するものであり、アートの価格についても需要と供給によってマーケットが価格を形成することが原理原則であることを説明した。 しかしながら、アカデミック(学術的な)な論理がアートの価値や価格を決めており、学術的な権威をアートにまとわせることで、分かりやすい評価や価格の物差しができて...
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情報の質と量...
オンラインサロン限定有料コラム
変化の鼓動 コロナ騒動もようやくここに来て、潮の向きが変わり始めた。 自粛一辺倒だった動きから、コロナウィルスをインフルエンザと同じように社会に受け入れる体制へと、まだわずかな灯ではあるが進み出したのだ。 政府の分科会で、これまで新型コロナウィルスが指定感染症であったがゆえに、患者の入院勧告や濃厚接触者の外出制限、入院費の公費負担といった措置が取られてきたが、...
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デジタルがアート事業の中心になる...
オンラインサロン限定有料コラム
コロナ時代はデジタル化が爆速で促進されるきっかけとなった。 新しいウィルスはいつの時でも初期段階では脅威にとられるが、その存在と影響が明らかになるにつれて我々はウィルスと共存する形をとるように変わっていく。 今回のように新しいウィルスでパニックになる人々を横目で見ながら、一方で人間がより人間らしく生きていくためにデジタル化の勢いが増しているのに気付く人もいるだろう。...
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アートの価値はどのように決まるのか -その2-...
オンラインサロン限定有料コラム
前回のコラムでは、アートの価値を決めていくにはマーケット感覚が重要であり、それを得るには具体的にアート市場で作品を売買する状況を想像してみることが必要であると述べた。 例えば、アートフェアやギャラリーで「人はなぜこの作品に共感するのか? 作品から何を得ようとしているのか?」といったことを類推することでアンテナの感度が磨かれてマーケット感覚が付いてくるのだ。 そのため...
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アートの価値はどのように決まるのか -その1-...
オンラインサロン限定有料コラム
アートの価格についてはニュース速報などで驚かされることが多くなった。 オークションで100億円(9200万ドル)以上で落札価格された作品の数は現時点(2020年7月)ですでに50点を超えている。 その84%にあたる42点が2000年以降に落札された最近のものである。 2017年に前澤友作氏が落札したジャン・ミシェル・バスキアの123億円の作品は過去の落札額ランキン...
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コロナ時代の「アートとお金の関係」第三回...
オンラインサロン限定有料コラム
コレクションを始めるために最低でも必要なこと アート好きな人でアートを観るだけで買わないというのはホントにもったいない話だ。 アートを観てきた経験はアート投資に確実につながるはずで、その経験を使わないのは時間を無駄にしているというか逆に損失につながるとまで感じる。 なぜそこまで言うかといえば、 アートを観ること(時間への投資)がアーテ...
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コロナ時代の「アートとお金の関係」第二回...
オンラインサロン限定有料コラム
日本のアートは狙い目なのか 日本がバブル経済以降30年もの間にアートをコレクションする習慣を定着させなかったツケが色んな形で今に現れてきている。 まず、アート市場が小さいことが原因で美大を目指す受験生は年々減少している。 学生にとってはアートで食べていく可能性を感じないのだろう。 また、村上隆、奈良美智、草間彌生の次の世代の中堅はいる...
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コロナ時代の「アートとお金の関係」 第一回...
オンラインサロン限定有料コラム
アートは儲けより楽しみに重点を置くとうまくいく アート投資とはアートを売買することで儲けを出すことのみを意味しているわけではない。 売買による利益の追求は「投資」というより「投機」に近い。 弊社としては購入したアートをできるだけ長い期間保有してほしいと思っている。 さて、人生において何に時間とお金を使うべきなのかを...
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アートはオンラインで代替できるのか...
オンラインサロン限定有料コラム
毎年スイスで開催される世界最大のアートフェア「アートバーゼル」が今年はコロナウィルスの影響で中止となった。 世界中から約300の一流ギャラリーや有力コレクターなど7万人が集結してわずか数日で約6百億円の売り上げがあがる一大イベントだけに中止となるのはアート業界にとって大きな痛手となるだろう。 さて、中止になったことを受けて早速主催者側からオンラインアートフェアを開催...
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コロナ時代のアートの目利き力...
オンラインサロン限定有料コラム
現代アートの目利きというのは難しい。 骨董品の真贋の目利きとは違って、作品に対して現在での正しい評価ができるか、ということで現代アートの目利きの難易度は一気に上がる。 アートを正しく評価するには個人的な好き嫌いを除外し、より公平な見方で美術史の文脈から作品を理解することが必要であった。 美術史の文脈からアートを読み取る行為は、村上隆の著作にもあるようにすでに我...
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コロナ時代のアーティストの戦い方...
オンラインサロン限定有料コラム
コロナ以前とはまったく違う状況に コロナ時代に数多くの展覧会が中止または延期されることとなった。 6月以降にギャラリーが再開しても、それまでとは同じように顧客を迎えることはできなくなるだろう。 固定費が少ないギャラリーは持続化給付金を得ることで一時的な凌ぎにはなるだろうが、これまで通り顧客がギャラリーに足を運ぶとは考えられな...
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コロナ禍からアート市場は復活するのか -その2-...
オンラインサロン限定有料コラム
今回のコロナショックでは情報格差というものをまざまざと感じることとなった。 テレビなどのワイドショー番組を受動的に見た人と、ネットの正しいデータと専門家によって分析された情報から自分で考えた人との間では行動に雲泥の差が生まれることとなった。 恐怖におびえて自宅で漫然と過ごす人がいれば、この状況下を分析して様々な手を打っていく人はこの3ヶ月の間で大きな違いが出来ている...
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コロナ時代はピンチをチャンスに変える ...
オンラインサロン限定有料コラム
コロナ時代にアートは不要不急のものとなると思われていたが、ところがタグボートには予想以上に多くの顧客から作品を買って頂いており、これには感謝でしかない。 アート界全体の活動としてはこの不況を受けて縮小するだろうが、あくまで一過性のことであり、すでにアートコレクターは購入を再開する準備が出来ているようだ。 とはいえ、アートに対するニーズはコロナ後に爆発的に回復するもの...
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不要不急のアートが必要となる時代 -その2-...
オンラインサロン限定有料コラム
経済が停滞するときに出現するアートをどう見極めるかはコレクターの腕次第である。 新しく出てくる作品の情報を冷静に分析することが必要となってくる。 不況期というのは後々の巨匠が出てくる時期でもあり、新しいコンセプトを引っ提げて経済の停滞を吹き飛ばす芽がすでに出ていることだろう。 さらに、コロナ時代に失われたリアルのコミュニケーションであるが、コロナ後の世界ではその重...
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コロナ時代のアートの役割 -その2-...
オンラインサロン限定有料コラム
ひとつ前のコラムに書かれていたように、コロナ時代には人類の価値観の変化によって作品そのものが変わることなるだろう。 それと同時に、多くの人が自宅にいる時間が増えることでアートに向かうことになると予想される。 まず最初にここでは、拡大するアーティストの数によってアートの役割りがどう変わっていくかについて述べていきたい。 さて、コロナ時代には多...
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コロナ時代のアートの役割 ーその1ー...
オンラインサロン限定有料コラム
タグボートは今のこのような状況下において何も変わっていない。 もちろん在宅勤務とはなっているが、それ以外は平常を保っている。 逆にこのような時代だからこそ新しいアートの役割を考えていきたいと思う。 我々はこれまで歴史上にない「隔離生活」を日常で体験することとなった。 いまこの時代をここでは「コロナ時代」とよぶことに...
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ニューヨークとマイアミで学んだこと -その3-...
オンラインサロン限定有料コラム
マイアミからニューヨークに戻ってきて感じたこととしては、そのマーケットできちんとした実績を積もうと思えば、その場所に住むしかない、ということだ。 もちろんインターネットを通して作品を見せたりすることである程度の売り上げを作れるかもしれない。 現地で展覧会を開催したり、アートフェアに参加することでいくつか作品が売れることもあるだろう。 ただしそれは一時期的なもの...
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タグボートが目指す「脱・オンラインギャラリー」とは...
オンラインサロン限定有料コラム
先日、集まった50名の取り扱いアーティストを前にしゃべったことをここでお話したいと思う。 これから先、タグボートが目指す姿は「脱・オンラインギャラリー」である。 これは何もタグボートがオンラインでの販売をやめるということではない。 おそらくこれからもタグボートの販売のメインはオンラインであり続けるだろう。 では何が違うかというと、タグ...
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アーティストにとって最も大事なこと...
オンラインサロン限定有料コラム
ファンの数を増やす アーティストが食べていくために何が大事かと、ということで考えると、 重要なことはいくつもあるのだが、その中で最も重要なのはファンの数であろう。 ここでいうファンというのは作品を買ってくれる人の数である。 ファンも一度きりの購入で終わるのではなく、その後もリピーターとして購入してもらえれるコレクターであれば尚良いということだ。 最...
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現代アートのグローバル戦略 その2...
オンラインサロン限定有料コラム
現代アートのグローバル戦略は、以前と比べてその戦い方が明らかに変わってきている。 難解な複雑さから、分かりやすいシンプルさへ これまで海外向けにアートを拡販させるためには、アートフェアへの出展、有力コレクターやキュレーター、評論家といった一部の層による評価を築き上げることが常套手段であった。 しかしながら時代は変わってき...
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タグボート6月月間売上ランキング...
オンラインサロン限定有料コラム
6月の売上ランキングを発表します。 タグボートのウェブサイトでの全売上高を元に集計しています。 上のトップ10に続く11位〜20位は以下のようになりました。 皆様の気になるアーティストは何位にランクインしているでしょうか? 6月月間 売上ランキング(11~20位) 11位 深澤雄太 12位 AKIKO KONDO 13位 清水智裕 14位 杉田陽平 15位 ディヴ...
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超高齢社会と現代アートマーケット...
オンラインサロン限定有料コラム
日本の高齢化の実態 電車に乗ってて思ったことだが、今は70歳くらいでは席を譲ってもらえない現実が東京にはあることにふと気が付いた。 既に人口減少が始まった日本の中で、東京はまだ人口も増えていて平均年齢は若いほうであるが、地方に行けば老人の比率はもっと高い。 秋田県では65歳以上が33%という超高齢社会だ。 世界でも...
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