現在、我々が住む世界ではインターネットの発達によってありとあらゆるものがオンラインで買えるようになった。
つまり、購入に関してはオンラインで買うかリアルで買うかを顧客が自由に選ぶことができる時代になったということだ。
これはアートの売買についても同様であり、他の商品と同様に顧客はアートの購入手段を選ぶことができる。
しかしながら、ネット情報から閲覧できる画像の雰囲気だけではアート作品のもつ魅力を十分に伝えることができないのは苦しい限りだ。
どんなに高解像度の画像を見せたとしても、スマホの狭小画面から観るアートは迫力に欠けるし、凹凸感などの表現には限界がある。
これはアーティスト側から見ても同じであり、実際の作品を見て世界観を肌で感じてほしいと思っているのだ。
ネットはあくまでリアルの補完的な立場であると理解しなければらない。
これから先はネットで見つけた作品の現物をリアルの購入の場で確認するようなことが増えていくだろう。
そうなると、オンラインギャラリーだけのビジネスではいつか頭打ちになるということだ。
オンラインはあくまで代替手段であり、本物にこそ価値があることをアートファンの多くが知っているからだ。
様々なエンターテインメントのビジネスにおいても、現地のライブ感を味わうビジネスは今も伸びている。
音楽であれば、CDやDVD販売は縮小していても、コンサートの需要は拡大しているのだ。
これは世の中のホンモノ志向を如実に示したものであり、アート業界においても同じ傾向になるだろう。
つまり、コロナ禍でネットでしか買えない時代には一時的にオンラインでの需要は増えたが、早晩リアル展示の販売需要は戻ってくるということだ。
この傾向はアートのネット販売の縮小を意味しているのではなく、顧客の選択肢が増えたのだからそれに対応できるところには大きなチャンスがあるということだ。
顧客はわがままであり、オンラインでもリアルでも自分の好きな場所で買いたいという欲求を満足させなければならないのだ。
3月に始まる二大アートフェア
オンラインとリアルでの両方のメリットを最大限に生かすことを熟知する我々としては、今年も昨年に引き続きタグボートアートフェアを開催する。
アートフェア東京と同時期の3月11-13日はタグボートアートフェアも入れて東京がアート一色の3日間となるだろう。
今年は規模を2倍に拡しての開催となり、2フロア3,060平方メートル 、111名の取り扱い作家の個展が展開される。
取り扱い作家111名以上の作品2,000点はオンラインと完全融合
出展するタグボートの取り扱い作家111名には、それぞれ個展サイズのブースが提供され、選ばれたアーティストの渾身の約2,000点が一堂に会し、それぞれの個展は現地でもオンラインでも買えることとなる。
【タグボートアートフェアの無料招待券】
タグボートアートフェアの無料招待券の申込みを希望される方は以下の登録フォームをクリックして頂くとご自身のメールアドレス宛に、入場が無料となるチケットを入手できる。
当日は受付で、その招待状が届いたスマホ画面または、印刷した紙を見せて頂ければ無料で入場することができる。
【応募フォーム】
■ 連動企画「TAGBOAT ART SHOW」はアートフェア東京の会場から徒歩3分
タグボートアートフェアの前から始まるイベントとして、阪急メンズ東京で「TAGBOAT ART SHOW」が開催される。
阪急メンズ東京1階のメインベースでは石川美奈子、深澤雄太、工藤千紘、上床加奈などの人気作家が出展。
さらに深澤雄太は阪急7階のギャラリーでの展示も行うともにアートフェアにも出展するため、3会場をまたにかけたダイナミックな展示となる。
■TAGBOAT ART SHOW開催概要
http://tagboat.co.jp/tagboatartshow3-hankyumenstokyo/
日程
〇1Fメインベース
〈part1〉2022.3.2 (水) ~ 2022.3.8(火)
〈part2〉2022.3.9 (水) ~ 2022.3.15 (火)
〇7F深澤雄太個展
2022.3.1 (火) ~ 2022.3.21 (月)
〇7F グループ展
2022.3.1 (火) ~ 2022.3.21 (月)
会場
阪急MEN’S TOKYO タグボート