タグボートは一般的にはオンラインギャラリーの会社と言われる事が多い。
実際にオンラインでの作品販売が売上の大多数を占めていますし、事業開始から16年ずっと続けているのがオンラインビジネスです。
しかしながら、タグボートとしてはオンラインのプラットフォームをやりたいわけではありません。
あくまでも弊社のミッションはひとりでも多くの作家が食べていける環境を作ることにあります。
作家が食べていくの手段としてオンラインでの作品販売があり、それによって多くのアーティストの作品を知ってもらえるきっかけになっているのです。
とはいえ、アーティストの本格的なプロモーションや作品の価値を上げるには、ホンモノの作品を直に見てもらうことが極めて重要です。
ホンモノを見ずに、オンラインだけ見ても作品に感動することはないからです。
事実として、オンラインでアートを買った顧客が届いた作品を見て「やはりウェブで見るのとは違ってホンモノはずっと素晴らしい」と言われることが多いのです。
従い、タグボートは今年後半から来年度にかけて、とにかくアートを直に見せていく場を拡大していきます。
すでに今年3月から銀座にある阪急メンズ東京にてギャラリースペースを開設したものの、それだけでは現在タグボートが抱える120名全てのアーティストの作品を展示することは難しくなっています。
従いなるべく多くの作家の作品を見てもらえる空間をつくり出さなければなりません。
そんな中、今回二つの大きなプロジェクトが始まることになりました。
ひとつは、建物解体が決まった築53年の銀座高木ビルを利用するアートプロジェクト、CANBIRTH GINZAです。
場所は銀座の外堀通り沿いという一等地にあります。
ビルの1階から7階までの全てを使ってアーティスト向けに空間を解放することとなります。
解体が始まるのは来年の6月なので、年明けから来年5月までの5か月にこの廃ビルをアーティストの根城として、自由に作品を作り見せていく空間を作りだします。
首都圏に住むアーティストにとって、通常のギャラリー空間での展示にはさまざまな制約があります。
ギャラリーによっては小品を多数作ってほしいと依頼されることもありますし、狭い空間の中で展示可能なサイズも限界があります。本当は大きな作品を作りたくても自宅のアトリエでは制作が難しいというのも地価の高い都心の問題です。
そのようなアーティストの悩みを解決し、アーティストの自由な創造性を解放する場所を探していたときに出て来たのが、今回の銀座のビル一棟丸ごとプロジェクトでした。
さて、銀座のビル丸ごと一棟プロジェクトと同じ時期に舞い込んできたのが、代官山にあるテノハ代官山という閉館した東急の複合施設を利用したアートプロジェクトです。
元々、テノハ代官山は東急が5年間限定で地域の新しいビジネスとライフスタイルを創造することを目的としてレストランやコワーキングスペースなどを集めた複合視察でした。
この建物群はすでに10月末に閉館となり、現在はエイベックスが主催するアートと音楽のイベント、Gradation Daikanyamaが開催されています。
また、毎年クリスマスの時期には、代官山ノエルという日本最大級のキャンドルイベントが開催されており、このイベントには例年3万人の人で集まるのでアーティストの作品を見せるには絶好の機会となっています。
まさにアーティストを支援するプロジェクト「アート解放区」ではありますが、実施にあたりネックとなるのは運営資金です。
アーティストがビルの壁に描いたり、天井を壊したりと自由な発想で作品が作れる反面、画材の費用などが必要となります。
さらに展示中のビルの監視スタッフのアルバイト代、今回のプロジェクトを映像として残す撮影費用、さらにはプロモーションコストなどが鬼のようにかかってきます。
まだ収入が見込めない段階ではありますが、どうしてもこのアーティストの楽園を作るために、費用をクラウドファンディングというネットを通して活動を応援される人から資金を募る仕組みを利用することとしました。
このプロジェクトを支援される方には、リターン(お返し)として、このプロジェクトに参加するアーティストから通常よりも格安(2-3割引き)で作品を提供してもらえることとなりました。
タグボートのウェブサイトでは価格を下げれないのですが、クラウドファンディング限定ということで特別に安くしてもらっていますのでチャンスです。
しかもここでのリターンというのが、そんじゃそこらのクラウドファンディングでは買えないような作品ばかりです。
全部で260点もあり、より取り見取りです。すべての作品をスクロールして見るだけでも時間がかかってしまいますが、ここは何とか全部の作品を見てもらえればと思います。
作品としての質を保証でき、かつ必ずアートファンなら欲しくなる一品をご用意しておりますので、ぜひ頑張って珠玉の作品260点からリターンとなる作品をチェックしてもらえればと思います。
タグボートとしてはアーティストの期待に応え、ひとりでも多くの作家が食べていけるフィールドを作るためにこのクラウドファンディングを成功させたいと思っています。
目標は450万円なのでかなり高いハードルではありますが、アートファンの皆さまの支援で乗り越えていければと思います。
何卒この機会にアート作品を安価にご購入する形で、アーティストの楽園を作ることにご支援いただければ幸いです。
ご支援をご検討される方は以下からよろしくお願い申し上げます。
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CAMPFIREクラウドファンディング「銀座に建つ解体前のビルを1棟まるごとアーティストの「キャンバス」に!