特集 ARTIST miu｜本来の姿を解き放つ、内なるエネルギー
ARTIST miuは兵庫県出身、宝塚造形芸術大学絵画コース卒業。具体美術協会の嶋本昭三に師事し「今までにないものをつくれ」という具体の精神を学びました。
「自然への回帰」をテーマに、
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ARTIST miu |
ARTIST INTERVIEW
MOVIE
作品紹介
陰から陽のパワーへ
Beautiful cell -Oneness #1- 美しき細胞 -ワンネス-
木材パネル/セメント/エポキシ樹脂/アクリル絵具, 100x 100 x3.5cm, 2023
ARTIST miuは具体美術協会の嶋本昭三に師事したことから「今までにないものをつくれ」という具体の精神を学びました。
主にパネルにセメントを塗り込んだものを支持体として用い、目の覚めるような鮮やかな色を上から載せていきます。
無機質なセメントには世の中で起こる “負”や“陰”の側面を投影し、そこへ対照的な生命力あふれる彩りを与える事で “正”や“陽”の要素への転化を表現しているのです。
Beautiful cell -Ligtness#5- 美しき細胞-軽やかに-
木材パネル/セメント/エポキシ樹脂/アクリル絵具, 91x 72 x3cm, 2022
木材パネル/セメント/エポキシ樹脂/アクリル絵具, 18x 18 cm, 2020
生命体の誕生
作家の代表作ともいえるシリーズ「 Beautiful cell -美しき細胞-」では、リズミカルに配置した円形などの幾何学模様に、着色した樹脂を流し入れています。
色が偶発的に混ざり合い、有機的に集積する姿は、まるで細胞が分裂し、生命体が誕生する瞬間のよう。
その様相は、この世に生まれるひとつひとつの存在は唯一無二であることを思い出させます。
「自らを愛すること」について問いかけているという作品を目の前にすると、言葉を超えて本来の自分を自然と見つけ出すような感覚を覚えるでしょう。
木材パネル/セメント/エポキシ樹脂/アクリル絵具, 27.3x 22 x3cm, 2023
木材パネル/セメント/エポキシ樹脂/アクリル絵具, 30x 30 x3cm, 2023
未来の自分へと繋がっていく
Beautiful cell -Existence of The light#1 光の存在-
木材パネル/セメント/エポキシ樹脂/アクリル絵具/LEDネオンライト, 100x 73 x6cm, 2021
常に今を真摯に見つめ、未来がより良く発展していくように、作家はネガティブなものをポジティブに反転させうる表現を追求し続けています。
現代を生きる人々の心に「生きる希望」を呼び覚まし、心豊かな未来を願いながら作品を生みだしているのです。
シンプルな造形美と力強い色彩表現を持つ作品は、身の周りや社会にある問題に応答しながら、見る者にパワフルなエネルギーを放ち続けます。
木材パネル/セメント/アクリル絵具, 100x 80.5 x3cm, 2022
木材パネル/セメント/エポキシ樹脂/アクリル絵具, 91x 91 cm, 2019
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ARTIST miu |
1975 福岡市生まれ、兵庫県姫路市出身
1997 宝塚造形芸術大学芸術学部絵画コース卒業
展示歴／受賞歴
2022.「Iridescent Feather」neXtlab×Whitestone Gallery（中国）
2022.「Tagboat Art Fair2022」（東京)
2019.「VIBRANT SHOZO SHIMAMOTO×AU」Whitestone Gallery Hong Kong（香港）
2017．嶋本昭三×AU展「Brother in Arms」Whitestone Gallery（台湾）
具体美術協会の嶋本昭三に師事し「今までにないものをつくれ」という具体の精神を学び、在学中にセメントを用いた作風を見出した。無機質なセメントには世に起こるネガティブな事柄や感情を投影し、そこへ対照的な生命力あふれる彩りを与える事でポジティブなエネルギー体へと転化させ、「希望」を呼び醒ます事をコンセプトに作品を生み出している。
近年は、東京、台湾、香港、フランスなど国内外で発表する他、企業とのコラボレーションやパブリックアートを手掛ける等、多岐に渡り挑戦し続けている。
