早川モトヒロは1974年山口県生まれ。2000年山口芸術短期大学卒業後、東京を拠点に活動をスタートしました。
社会に存在する戦い、討論、邪悪、正義を幻想的な宇宙の問題として単純に描かれた画は、ヨーロッパ、アジア、北米、南米など海外からの支持が多く、特にフランス、スペインでは展示会の開催や画集刊行など高い評価を得ています。
様々な要素を内包する作品の謎めいた魅力をご紹介します。
早川モトヒロ Motohiro Hayakawa |
特撮やアニメから受けるインスピレーション
幼いころから絵を描かずにはいられなかったという早川モトヒロ。
中学2年生のときには漫画やキャラクターを描き始め、今のスタイルの土台が確立されていきました。
60年代の特撮やアニメから受けた影響が色濃く反映された作品は、細部まで見飽きることがありません。
東洋と西洋のカルチャーを横断する
日本画のように平坦な俯瞰の視点から描かれた作品には、東洋を思わせるモチーフと西洋が生んだアメコミやパンクロック、SFの世界が混在しています。
絵巻物のような色使いでコミカルなキャラクターが戦う様子は、文化が入り混じり、境界を越えて刺激しあうと同時に争いを生む、今の社会を反映しているかのようです。
ジャンルを超えて広がる世界
早川モトヒロの世界観は海外からもその独創性が高く評価され、ミュージックビデオやフェスのイメージキャラクターとしても使用されるなど、ジャンルを問わず幅広く愛されています。
古くて新しいその表現は、これからもジャンルを問わずボーダレスに発展していく可能性を秘めているのです。
早川モトヒロ Motohiro Hayakawa |
1974年山口県生まれ。
2000年山口芸術短期大学卒業後、東京を拠点に活動をスタート。
近年は精力的に活動を行い展示会のほかにライブペイティングやミュージックビデオやフェスのイメージキャラクターに使用されるなどアーティストとして国内外を問わず活躍。
60年代の「特撮」「アニメ」「漫画」からアナログ的な表現、さらに70年代80年代のテレビアニメからの影響は大きい。
アメコミやパンクロックなどの西洋文化に影響されつつも日本画の特徴を多く持ち、社会に存在する戦い、討論、邪悪、正義を幻想的な宇宙の問題として単純に描かれた画は、ヨーロッパ、アジア、北米、南米など海外からの支持が多く、特にフランス、スペインでは展示会の開催や画集刊行など高い評価を得ていてる。
経歴
2019年 タンバリンギャラリー 逆柱いみり x 早川モトヒロ 二人展「異獣街道」
カームアンドパンクギャラリー アウターサイド3展 参加
2018年 フランス mania pressより 画集「INVADER」出版
SUMMER SONIC 2018 メインヴィジュアル アートワークにイラスト 使用
タツノコプロ創立55周年を記念 タツノコ×アート展 参加
SKY-HI / 何様 feat. ぼくのりりっくのぼうよみ (Prod.SKY-HI) ミュージック・ビデオにイラスト 使用
2017年 ウルトラセブン放送開始50年特別企画展「70 CREATORS’ SEVEN」参加
2016年 タンバリンギャラリー バトルフィールド展 参加
カームアンドパンクギャラリー アウターサイド2展 参加
ゲスの極み乙女 日本武道館ライブ 映像にイラスト 使用
2015年 カームアンドパンクギャラリー アウターサイド展 参加
SONICART in SUMMER SONIC 2015 ライブペイント
2014年 フランス デルニエクリ ヘタウマ展 参加
フランス デルニエクリから作品集レーザービーム 発売
SONICART in SUMMER SONIC 2014 ライブペイント
2013年 ビリケンギャラリー HEROES AND VILLAINS展(本秀康、早川モトヒロ、東海林巨樹 参加)
SONICART in SUMMER SONIC 2013 ライブペイント
フランス Le Dernier Criより画集「LASERBEAM」出版
2010年 東京イラストレーターズ・ソサエティ第9回TIS公募 銀賞
2009年 TVおしゃれイズム舞台セットで作品数点使用 (ゲスト 、水谷豊、安藤美姫)
2008年 第34回現代童画展。入選
2005年 第10回リキテックス・ビエンナーレ入選
2001年 「PAINT BY HAND」フミアートギャラリー・グループ展参加(元チェッカーズ藤井フミヤ氏等参加)
2000年 山口芸術短期大学 卒業
1999年 たけしの誰でもピカソ(アートバトル)出演
1998年 イラストレーションNo.114(松本弦人氏.推薦)掲載