タグボート取り扱いアーティストの皆さんに、インタビューに答えていただきました。
アーティストになったきっかけ、作品制作方法、作品への想いなど、普段は聞けないようなお話が満載です。
毎週更新していきます。ぜひご覧ください!
早川モトヒロ Motohiro Hayakawa |
小さいころから絵を描くのが好きでしたか?
絵を描くことは好きでよくチラシの裏に落書きを描いていました。ダンボールを使って家を作ったり、架空のゲームを作ったりもしていましたが、家にいるよりは近所の幼なじみやいとこと鬼ごっこやヒーローごっこや虫取りなど体を使った遊びが多かったです。文房具屋さんのオモチャや駄菓子のクジ引き、ガチャガチャも好きでした。
今のスタイルにつながるような絵を描き始めたのは中学2年生の時で当時は漫画をかきたいという思いでキャラクターをノートや白い紙にひたすら描き続けていました。
美術の道に進むことになったきっかけは?
高校卒業後一度就職した時期があり、その時期にアート系の雑誌に出会いこの世界を知りました。当時はアート系の雑誌は山口にはなく広島まで出かけた際に出会い、こんな世界があるのかと衝撃を受け、夢中になって色々な作品を見てアート系の雑誌を読み漁りました。
それから作品を仕事の合間に描き公募に応募するようになり、この世界に自分も入りたいと強く思い美術の道を進むことを決意し地元の美術大学へ進学しました。
初めて作品を発表したのはいつ、どんなときですか?
公募などに入選したり、学生時代にはテレビ「たけしの誰でもピカソ」に出演したりもしましたが初めて作品を発表したのは大学卒業後、上京し初めて個展を開いたのが南青山のギャラリーでした。当時はとにかくかっこいい展示がしたいと大きなアクリル板で制作するなど気合いが入っていました。
制作する日はどのようなスケジュールで進めていますか?
基本的には無計画です。
制作は展示に向けてスケジュール組んでいきます。今年は秋に展示が続きそれに向けて制作をしてきました。
作品の制作手順や方法などを教えてください。
制作を始めるときは日頃から描き溜めているアイディアを見ながら頭の中にイメージを膨らませます。レイアウトや構図を決めて描く場合もありますが、偶然性や遊び心を大事にしているので詳細までは計画せず、ある程度描きたいキャラクターや全体の方向性を決めてあとはその時その場の状況で描いていきます。
現在、力を入れて取り組んでいることはなんですか?
絵を描き続けることを意識して制作しています。常に手を動かしていて最近はマンガに挑戦しています。
そのほかには、SNSのおかげで世界中の人に僕の作品を見てもらえるようになったのでインスタグラムは毎日投稿するよう頑張っています。
今年は念願のフィギュアを作ることができたので制作を続けながら今後もいろいろなコラボレーションをしていきたいです。
将来の夢、みんなに言いたいことを教えてください。
夢はもっと多くの人に作品を見てもらい知ってもらい絵を描き続けていくことです。
僕自身、絵を描くことは楽しい気持ちで描いているので、見る人に楽しんでもらいたいです。
絵描きの現実は厳しい世界ですが、僕は絵を描くことだけは絶対にやめないと決めているので楽しみにしていてください
早川モトヒロ Motohiro Hayakawa |
1974年山口県生まれ。2000年山口芸術短期大学卒業後、東京を拠点に活動をスタート。
近年は精力的に活動を行い展示会のほかにライブペイティングやミュージックビデオやフェスのイメージキャラクターに使用されるなどアーティストとして国内外を問わず活躍。
60年代の「特撮」「アニメ」「漫画」からアナログ的な表現、さらに70年代80年代のテレビアニメからの影響は大きい。
アメコミやパンクロックなどの西洋文化に影響されつつも日本画の特徴を多く持ち、社会に存在する戦い、討論、邪悪、正義を幻想的な宇宙の問題として単純に描かれた画は、ヨーロッパ、アジア、北米、南米など海外からの支持が多く、特にフランス、スペインでは展示会の開催や画集刊行など高い評価を得る。
https://www.instagram.com/moto583motohiro/