2月は大阪で大阪関西国際芸術祭が開催され、3月初旬にはARTIST’S FAIR KYOTOが京都で開催されるなど、年明けからは関西地区でアートフェアが始まったが、それに続いて3月中旬の東京は様々なアートフェアが満を持して開催されることとなる。
二大アートフェアの一つであるアートフェア東京とtagboat Art Fairをはじめ、日比谷のJR高架下で開催されるOKUROJIアートフェアといったミニ・アートフェアも開催されることとなった。
さらには、SBIアートオークションが企画オークション「Tokyo Contemporary: Redefined」を東京国際フォーラムで開催するなど、3月10-13日は様々なイベントが目白押しだ。
欧米の先進国で次々と新型ウィルスに対する規制が解除される中で、被害が軽微な日本だけがいまだに取り残されている感はあるが、3月中旬までにはこの騒動が沈静化することを期待したい。
いずれにしても、東京で最もアートが盛り上げるのは春のこの時期であり、それに合わせてアート購入予算を準備している人も多いだろう。
この時期をじっくり楽しむためにそれぞれのアートフェアの特徴とめぐり方については以下の通りである。
1)アートフェア東京
アートフェア東京は2005年から始まったアートフェアでありその規模が国内で最も大きい。
140を超えるギャラリーが出展しており、古美術・工芸・日本画・近代美術・現代アート・ジュエリーなど多彩なジャンルの美術品がそろっている。
場所は有楽町の東京国際フォーラム、5,000㎡のスペースで開催されており、現代アートファン以外も様々なタイプの美術品が購入できるチャンスがある。入場料は5,000円
2)tagboat Art Fair
昨年からスタートしたタグボートのアートフェアは、有楽町からJRで2駅の浜松町にあるポートシティ竹芝のツーフロア(3,060㎡)のスペースで開催。
アートフェア東京が140ギャラリーに対しタグボートは単独ギャラリーであり、取り扱い作家111名がギャラリーブース並みの広さで約2,000点を販売している。
会場で販売している全作品をオンラインでも購入できるのが強みだ。入場料は1,000円。
また、3月1日~21日にはアートフェア東京から徒歩3分の阪急メンズ東京の1階と7階でもTAGBOAT ART SHOWを開催しており、tagboat Art Fairと連動した企画となっている。もちろんこちらもオンラインで全作品を販売している。
3)SBIアートオークション
3月12日に「Tokyo Contemporary: Redefined」を東京国際フォーラムで開催する。
オークションがアートフェアと同時開催されるのは香港などでは当たり前であるが、日本ではあまりなかった試み。
予定されるセカンダリーの出品は、草間彌生、奈良美智、河原温、中園孔二、村上隆×ヴァージル・アブロー、オスカー・ムリーリョ、エドワード・ルシェなど。
アートフェア東京と同じ会場ということもあり、セカンダリーファンの盛り上がりが期待される。
4)OKUROJI アートフェア
日比谷の高架下に位置する「日比谷OKUROJI」に新進の7つのアートギャラリーが集結。
東京国際フォーラムからは徒歩10分。入場料は無料で、映像作品の上映スペースもあるミニ・アートフェアだ。
【tagboat Art Fairの無料招待券】
tagboat Art Fairの無料招待券の申込みを希望される方は以下の登録フォームをクリックして頂くとご自身のメールアドレス宛に、入場が無料となるチケットを入手できる。
当日は受付で、その招待状が届いたスマホ画面または、印刷した紙を見せて頂ければ無料で入場することができる。
【応募フォーム】
■ 連動企画「TAGBOAT ART SHOW」はアートフェア東京の会場から徒歩3分
春のアートフェア週間の前から始まるイベントとして、阪急メンズ東京で「TAGBOAT ART SHOW」が3月1日から開催される。
阪急メンズ東京1階のメインベース(3月2日~)では石川美奈子、深澤雄太、工藤千紘、上床加奈などの人気作家が出展。
さらに深澤雄太は阪急7階のギャラリー(3月1日~)での展示も行うともにアートフェアにも出展するため、3会場をまたにかけたダイナミックな展示となる。
■TAGBOAT ART SHOW開催概要
http://tagboat.co.jp/tagboatartshow3-hankyumenstokyo/