アートフェアといえば、通常はギャラリー数十社または数百社がブースで参加する展示見本市となっている。
しかしながら、来年3月に初めての試みである「TAGBOAT ART FAIR」はタグボート1社だけで開催することとした。
タグボートがリスクを張ってまでアートフェアを開催する理由にはtagboat wayという会社としての考え方が元になっている。
tagboat wayとは以下の通り
■ 食べていけるアーティストの数を増やす
■ アーティストの世界観を誰でも分かりやすく伝える
■ 競争はしない
TAGBOAT ART FAIRによって上記の3つをミッション遂行が可能なのだ。
まず一つめの食べていけるアーティストの数を増やすためには、今の世の中は作品を実際に見せることとオンラインで販売することの両輪を回すことが当たり前となっている。
タグボートは日本で初めての現代アートに特化したオンラインギャラリーとして17年間ネット販売を強力に進めてきたが、現在もリアルのスペースを通じて作品を見せることがオンラインの販売へとつながることを感じている。
二つめのアーティストの世界観を誰にでも分かりやすく伝えるためには、一般のアートフェアのギャラリーブースでは作家が出品できる数と広さは限られており、その中だけで世界観を伝えることは実質的には不可能だ。
作家の世界観を展開するには個展のように仕切りがあり、且つある程度のスペースで分かりやすく伝えなければならない。
そして重要な三つめの競争はしないということが今回のアートフェアの根幹となっている。
差別化とかいうことではなく、他社とはまったく違うことをするということだ。
一般のアートフェアではギャラリー間の競争が発生して顧客の奪い合いとなってしまうのだが、今回はタグボートが単独で取り扱いアーティストを紹介することとなる。
それに耐えうるだけの多彩でクオリティの高いアーティストがずらりと揃っていることがタグボートの強みだ。
アーティストがギャラリーと同等のスペースを持ち、そこで世界観を繰り広げる様(さま)は、通常のアートフェアでは見ることのできない壮観さであり、その空間には1年前から作家によって入念に計画された繊細さもある。
これまで誰もやったことがないアートフェア。それをタグボートが初めて実現したいと思う。
さて3月6、7日に開催されるTAGBOAT ART FAIRであるが、その前哨戦として、今年の12月19日、20日にはIndependent Tokyoが開催される。
どちらも9月に新しくできたポートシティ竹芝の都立産業貿易センターが会場であり、広さが1,530㎡もあるのでゆったりとしたスペースでアート展示ができるのが強みだ。
コロナ禍でアートの展示が十分にできなかったアーティストを救うために、タグボートとしてはこの大きなリアルの展示を何としてでも実施していきたい。
そのために、現地での感染防止対策は万全に実施することで安心して来てもらいたいと思っている。
また、こちらのコラムをお読みの方は以下からIndependent Tokyoの無料招待チケットが入手可能だ。
ただし、こちらの招待チケットは先着1,000名までとして、入場者が増えすぎないように最大限の配慮をしたい。
招待チケット申込みを希望される方は以下の登録フォームをクリックして、名前、メールアドレスのほか、招待者の欄には「運営関係者」をクリックして送信して頂けるとメールアドレス宛に、二日間の入場が無料となる招待チケットが入手できる。
https://forms.gle/h78WTDGta5gHtxqBA
こちらの申し込みフォームのURLは友達やお知り合いなどに送ることも可能だ。
当日は受付で、その招待状が届いたスマホ画面または、印刷した紙を見せて頂ければ無料で入場することができる。
今年の「Independent Tokyo 2020」の詳細は以下
↓
http://www.tagboat.com/artevent/independenttokyo2020/index.php
作家を真剣に審査する30名のギャラリスト審査員の中にはAmazonプライムの「バチェロレッテ・ジャパン」に出演した杉田陽平も参加されることとなり話題になりそうだ。
会場では一般公募によるブースエリアに加え、タグボート取扱い作家25名の作品を展示販売する「TAGBOAT ART SHOW」を同時開催する。さらにステージではライブパフォーマンスやアーティスト対談などのイベントも多数開催予定となっている。
是非ご期待頂きたい。