アーティストにとっては、早めに売れる努力をすることは重要である。
多くの場合、キャリア期間が長くなるほど売れにくくなるため、最速で売れるためのファン作りを今すぐに始めるべきである。
アーティストとしての成功は、一瞬のメディア露出ではなく、長期的な戦略と継続的な努力によって築かれるものである。
作品の共感力を高め、適切な価格設定を行い、国内外での認知度を向上させるためのマーケティング活動を行うことで、持続可能なキャリアを築くことができる。
ファンの増加とともに、アーティストの活動の幅も広がり、その結果、安定した収入と長期的な成功が見込めるのである。したがって、今すぐにファン作りに注力し、売れるための戦略を練ることこそが重要なのだ。
アーティストのキャリアの問題は、アーティスト側だけではなく、プロモートして販売するギャラリーと一緒に進めていくことが極めて重要である。
両者の方向性が合って初めて歯車が回り始めるのであり、その目指すべき姿が違っていれば、目的のベクトルが違ったままで走りだすことになる。
売ることは自体は難しいことではない。それよりも「売れ続ける」状態をキープすることのほうが圧倒的に難しい。
そのためにはファンの数を増やし続けなければならないし、そこをさぼっていたら、必ず販売の頭打ちが来て売れにくくなる。
そうしないようにするための仕組みづくりを我々は日々考えなければならない。
仕組みは常にアップデートしていかないと、新しいトレンドによって簡単に覆ってしまうのが今の時代だからだ。
来週は、より具体的な施策についてお話しよう。
https://x.com/kenji_tokumitsu
タグボート代表の徳光健治による二冊目の著書「現代アート投資の教科書」を販売中。Amazonでの購入はこちら
タグボート代表の徳光健治による初の著書「教養としてのアート、投資としてのアート」はこちら