丹治基浩は慶應義塾大学を卒業後、イギリスのノッティンガムトレント大学 MAニットウェアデザイン科を首席で卒業。
卒業後様々なメゾンにニットテキスタイルを提供するイギリスの Acorn Conceptual Textiles に勤務。自身のニットブランドMotohiro Tanjiでニットデザイナーとして、東京コレクションなどでコレクションを発表し始めました。
現在は独自のニットテクスチャーを用いたアート作品を制作し、自身が「ニット彫刻」と名付けた複雑で立体的な表現を追求しています。
丹治基浩 Motohiro Tanji |
ニットでしか為しえない表現を
丹治基浩は慶應義塾大学を卒業後、イギリスのノッティンガムトレント大学 MAニットウェアデザイン科を首席卒業。
様々なメゾンにニットテキスタイルを提供するイギリスの Acorn Conceptual Textiles に勤務した後、ファッションの世界で自身のニットブランドを立ち上げました。
現在、作家がアートの領域で展開する「ニット彫刻」と名付けた作品群は、ニットでしか表現しえない複雑で立体的なテクスチャーを追求しています。
ニットを知り尽くした作家ならではのセンスが凝縮され、唯一無二の世界観を確立しているのです。
ニット, 48x 40 x55cm, 2020年
ニット, 45x 38 x4cm, 2018
ニット, 65x 50 x30cm, 2021
繊細な編み目により表現される日本独自のエッセンス
日本に古来より伝わる「手まり」を、ニット編みの技術により表現した作品。
優美で繊細なニットの表情が手まりに施され、慎重に重ねられた糸の立体感や美しい色目に惹き込まれます。
古くから受け継がれた文化が見事に現代の表現に昇華された逸品です。
手まり, 14x 14 x14cm, 2022
手まり, 10x 10 x10cm, 2022
手まり, 8x 8 x8cm, 2022年
多様な変化を見せる、ニットの標本
「specimen」シリーズは、さまざまな種類の編み方をされたニットが、まるで標本のようにアクリルケースに収められた作品。
たった1種類の糸が手法の違う編み方やワタに変化することにより、同じ素材とは思えない幅広い表情を覗かせます。
様々な編地を採集し詰め込んだニットの標本は、そこに結集する技術力と、ファッションとアートが交錯する地点の現在地を示すかのようです。
ニット, 20x 20 x2.5cm, 2022
ニット, 20x 20 x2.5cm, 2022
ニット, 40x 40 x2.5cm, 2022
Art Fair GINZA 2023 tagboat x MITSUKOSHI
株式会社タグボートが2023年9月2日(土)~9月11日(月)まで、東京・銀座にある銀座三越 新館7階 催物会場にて、「Art Fair GINZA tagboat x MITSUKOSHI」を開催いたします。
会場:
銀座三越 新館7階 催物会場
期間:
2023年9月2日(土)~9月11日(月)
Part1:9月2日(土)~9月6日(水)
Part2:9月8日(金)~9月11日(月)
営業時間:
午前10時~午後8時 Part1、Part2ともに最終日は午後6時まで
※9月7日(木)は催物会場はお休みとさせていただきます
※各会期初日の9月2日(土)、9月8日(金)は、エムアイカード プラス会員さま及びご招待顧客さまの優先入場とさせていただきます。
出展アーティスト:
Part1:
アンタカンタ/石井七歩/大谷太郎/大谷陽一郎/大山貴弘/小野海/片桐直樹/カネコタカナオ/Kamihasami/工藤千紘/コムロ ヨウスケ/榊貴美/シムラヒデミ/田村久美子/TARTAROS/丹治基浩/中風森滋/額賀苑子/橋本仁/林恭子/ビオレッティ・アレッサンドロ/深澤雄太/福井直子/フルフォード素馨/柳田有希子
Part2:
Aira/AKIKO KONDO/有村佳奈/池伊田リュウ/石川美奈子/今関絵美/VIKI/大城夏紀/岡村一輝/オクヤマ コタロウ/北村環/木村美帆/久木田大地/毛塚友梨/小木曽ウェイツ恭子/鈴木ひょっとこ/高橋夏代/月乃カエル/都築まゆ美/中島友太/ナカムラトヲル/廣瀬祥子/ホリグチシンゴ/三塚新司/曄田依子
*特設サイトは2023年7月18日オープン予定
丹治基浩 Motohiro Tanji |
経歴
慶應義塾大学卒業後、イギリスのノッティンガムトレント大学 MAニットウェアデザイン科を首席で卒業。
展示歴・受賞歴
2013年Tokyo新人デザイナーファッション大賞 プロ部門に選出。
2015/16AWより東京コレクションに参加。
2016年インターナショナルウールマークプライズ日本代表に選出。
2018年Salon des Beaux-Arts(パリ)sculpture部門ブロンズ賞を受賞。
ニットの技法を用いて1本の糸を編むことによってできる造形の美しさを追求する。1つ1つは単純な要素で構成される編み地を組み合わせて配置し、ニットの柔らかさによる有機的なフォルムと幾何学的で立体的な要素を組み合わせた新たなスタイルを表現する。