瑛音は愛知美容専門学校を卒業後、美容師として7年間勤務。
ヘアメイクの学校でデッサンや色彩造形を学び、作品づくりに目覚め、2009年より本格的に作品発表を開始しました。
2012年にはトーキョーワンダーウォール審査委員長賞、2018年にはIndependent東京2018 準グランプリを受賞して注目を集めたほか、ニューヨークや上海など国内外の展示も多数行っています。
重なる無数の点と線が、花咲くように自由に伸びやかに広がり、視覚を刺激する作品をご紹介します。
瑛音 Eito |
伸びやかに広がる線
ミクストメディア, 33x 24 cm, 2022
解き放たれたかのように軽やかな、自由な足元。
躍動する線と鮮やかな色彩に彩られ、今にも画面の外に飛び出して行きそうです。
瑛音は作品の中に幾多の線や色彩、様々な形を重ねることによって広がりを持たせています。
ひとつひとつのピースが呼応し合いながら、華やかな景色を作り上げているのです。
ミクストメディア,27x 22 cm,2022
ミクストメディア,27x 22 cm,2022
きらめきを駆ける
ジークレー, 60x 60 cm, 2023
作品に描かれる、顔の見えない人々と、遊園地のように散りばめられた物たち。
踊るように弾み、きらびやかな景色の中で輝きを放ちます。
その様子はまるで、多くの偶然や奇跡が入り乱れながら流れていく、かけがえのない時間を思わせます。
ジークレー, ed/-7, 50x 50 cm, 2023
New World
ジークレー, ed/-7, 60x 60 cm, 2023
変化していく時間
ジークレー, ed/-7, 40x 40 cm, 2023
溢れんばかりの大きな花束を抱え、待ちきれない様子でたたずむ人々の姿。
誰かを待つという時間の中で、未来に対する期待や不安、そして人生の変化を感じる様子が込められています。
瑞々しい花と移ろいゆく時間、その間で人々は少しずつ変わっていくからこそ、
その様子はより一層きらめいて見えるのかもしれません。
ジークレー, ed/-7, 40x 40 cm, 2023
ジークレー, ed/-7, 40x 40 cm, 2023
瑛音 Eito |
愛知美容専門学校を卒業後、美容師として7年間勤務しその後、グラフィックデザイナーに転身。
2006年から独学で製作を開始する。
積み重ね、繰り返し、一直線に伸びた線。
点と点が重なり線となり面となりそして広がり続ける。1つ1つの装飾されたピースは機能を持たず視覚的美感に訴る。
複数のピースが重なり、隙間から覗き込む景色が新しい美感に刺激をうける。
アスファルトを突き破って咲いている花のように、寸分もブレないその一点を突破したい。
様々な物に刺激を受け、広がり続けるその全てをキャンバスに封じこめよう。
1979年 岐阜出身
2012年 ワンダーシード2012(トーキョーワンダーサイト渋谷)
トーキョーワンダーウォール(東京現代美術館)
2013年 TWS-Emerging 2013 トーキョーワンダーサイト(本郷)
東京都都庁展(東京都都庁内)
2014年 ワンダーシード2014(トーキョーワンダーサイト渋谷)
トーキョーワンダーウォール(東京現代美術館)
Square exhibition(NY)
SHIBUYA STYLE Vol.8(西武渋谷)
2015年 Tokyo Wonder Site Art Cafe WINDOWS Vol.15(渋谷)
第10回 TAGBOAT AWARD(池尻)
2018年 Independent東京2018 (浅草橋)
SHIBUYA AWARDS 2018 (渋谷)
Shun Art Gallery (上海)
2019年 積み重なる記憶(タグボートギャラリー)
UNKNOWN ASIA 2019 (大阪)
2021年 Tagboat Art Fair
受賞歴
2012年 ワンダーシード2012 入選
トーキョーワンダーウォール 審査委員長賞
2014年 ワンダーシード2014 入選
トーキョーワンダーウォール 入選
2015年 第10回 TAGBOAT AWARD 入選
2018年 Independent東京2018 準グランプリ
タグボート特別賞
2019年 Reviewer prize 松尾恵賞
その他
2012年~2013年 JRつくばエクスプレス秋葉原 展示