2019年12月1から9日まで、ニューヨーク・マイアミのタグボートツアーに参加をさせていただきました。
ざっくりとして旅程は以下の感じです。
– 12.1 羽田-JFK
– 12.2 搬入
– 12.4 レセプション
– 12.5 マイアミへ
– 12.7 ニューヨークへ戻る〜搬出
– 12.8 フリー・ニューヨークの友達と遊ぶ
– 12.9-10 帰宅
まず結論からいってしまうと、「めちゃくちゃ最高な旅だった」ということです。その理由としては。
– 初対面なのに人生を通じて仲良くなれる友人が出来たこと
– 徳光さんの行動がエキサイティングすぎること / タグボートだからできる体験が貴重すぎる
– 自分の実力のレベルが確認できたこと / 同時に課題もわかった
– 世界最高のレベルのアートと目まぐるしく対面できたこと
です。
もしあなたがタグボートNYCに参加するのなら、Air BnB での参加をします。もちろん知らない人といきなり共同生活をするのでたくさんのストレスや不安があると思いますが、それを一掃する特別な仲間ができると思います。
こちらの写真は数日前に初めてあった坪山さんとのAir B 最後の日に撮った写真なのですが、もはや今生の別れのような空気さえ漂っていました。それ程にこのニューヨークでの生活は特別でした。きっと10年ぶりに会ったとしてもさらっと盛り上がれる気がします。
それぞれ価値観は違えども、旅行でもなく、共通の目的をもって、強制的に同じ空間で過ごすことなんて、大人になってから体験できることはなかなかないですよね。
もしあなたがタグボートアーティストならまず徳光さん(タグボート代表)と行動するチャンスを狙うべきです。常にマイペースな徳光さんと行動をすると歩いているだけで奇想天外なことに遭遇するのです。偶然にもいきたかった美術館に辿り着いたり、訪問先のアーティストの作品が食事中のレストランの壁に飾ってあったり、飛行機を乗り遅れてしまったりおちゃめな一面もありますが、常に刺激的な時間を過ごせるのです。
こちらはニューヨークのトップアーティスト大岩オスカールさんのスタジオ訪問の写真です。実は僕はいままでに何度かニューヨークにはいったことがあったのですが、アーティストのスタジオにいけることなんてありませんでした。また後に書きますが、マイアミにいった時にもVIPオンリーのパーティに参加させていただいたりなど、普通ではたどり着けないところにいけるのは、タグボートの旅だからこそです。
取材映像
こちらはNYCでのグループ展の写真となります。展示にはたくさんのお客さん、メディアの方がいらっしゃってよい感想も、アドバイスもたくさんいただくことができました。特にWhiteboxのキュレーターの佐藤恭子さんには何度か食事をした際にたくさんのアドバイスをいただくことができました。
そしてこちらはニューヨークチェルシーのギャラリーでの写真です。アーニッシュカプーアなどの作品がゴロゴロとあり、圧倒的な作品のレベルに自分の作品とのレベルの差を見せつけられます。いい意味で自分自身の課題をはっきりと理解するきっかけとなりました。
そしてマイアミです。この時期にアメリカにいく機会があればちょっと無理をしてでも必ずいくべき場所です。僕も、ニューヨークで展示しているのに、マイアミいっていいのかな?という不安がありましたがそれは間違いでした。500%マイアミにいくべきです。
村上、カウズ、MrBrainwash、リキテンシュタイン、ミロ、ピカソ、フォンタナ、ヘリング、ダミアン、アーシャム、リウーファン、草間、カプーア、クーンズ、エドルシェ、オピー…… 全てがここにあります。アーティストを目指す時に一番早い方法は、マイアミにいくことなんだと、思いました。アートバーゼルウィークでは、アートバーゼルだけではなく、僕らのような無名なアーティスト達も参加するアートフェアがめちゃくちゃいっぱいあります。サッカーのセリエA,B,Cのようにそれぞれのレベルにあったフェアをみることができるので、自分のレベルにあわせたゴールイメージをつくるにはとてもよいと思いました。
そしてアートでもうお腹いっぱいになっていた時に、徳光さん・坪山さんから緊急事態の連絡が。
こちらの写真はルベルミュージアムというプライベートミュージアムというミュージアムの写真です。個人のものとは思えない、巨大な館、そして圧倒的なコレクション。。。。完成された建築、そして居心地のよさ、全てが完璧でした。ジェフクーンズやリチャードプリンスの作品がそれぞれ部屋の中で体良くまとめられ、なんと部屋にはくつろぐためのソファも用意されています。ガーデンではフリーのカクテルと料理が振舞われ、最高の音楽が流れています。なんかもう映画のような世界でした。ほんとにもこんなところに連れてきていただき感謝しかないです。
マイアミに着いた初日、坪山さんと三日分の酒として買ったボトルのラムをストレートで初日に飲み干してしまいました。アーティストの平野さんと伊藤さんと坪山さん、アーティストじゃないけど何故かいた坂本さんとはみんなで毎月ZOOMで飲み会をやっています。
自分自身のアーティストとしての経験値として、同じ気持ちで戦える仲間と巡り会えたこと、測りようのない価値を経験することができました。
こんな機会を与えてくれた、徳光さん、タグボート&NYCスタッフのみなさま、そしてINDEPENDET TOKYO の審査員やオーディエンスの方々、に感謝をしております。
早くまた、みんなでニューヨークにいきたいですね!!