タグボート取り扱いアーティストの皆さんに、インタビューに答えていただきました。
作品制作にまつわるあれこれや、普段は聞けないようなお話などが満載です。
毎週更新していきますので、ぜひぜひご覧ください!
小さいころから絵を描くのが好きでしたか?
野球少年でした。図工とか美術は何となくうまく出来ないし道具の用意や後片付けがいろいろ面倒だと感じていました。友達と同じで、ファミコンとか漫画とかミニ四駆の方が絵より好きでした。
美術の道に進むことになったきっかけは?
ドイツで住んでいた街の知り合ったギャラリストに勧められた事が主なきっかけです。ちょっと描けるようになると褒められて、また褒められたいから描くみたいな繰り返しで
とても受け身なスタートでした。大きな志もないし、特に何かに反抗してとかでもなく。
絵画科しか受からなかったんです(笑)
初めて作品を発表したのはいつ、どんなときですか?
学生の頃やった展示を除けば、本格的には2004年にアカデミー卒業後すぐドイツで
所属していたギャラリーでの個展です。その頃はもう受け身な姿勢ではなく、色んな人の教えを吸収した上で、自分のスタイルで描こうと思うようになっていました。今描いているような絵の始まりでした。
制作する日はどのようなスケジュールで進めていますか?
描くことが仕事なので毎日キャンバスに向かいます。展覧会などの予定が全然なくても20代から絵を描く事が生活の中心になっているので、訳もなく描きます。「絵が好きか」どうかも考えることはないですし、どういう気分の日でも何も浮かばなくても、筆を持たない日はないです。
作品の制作手順や方法などを教えてください。
筆に絵の具をつけて塗ります。塗るという作業が一番大事です。何かを計画して図面や下書きをなぞるように描くと、塗りながら思いつくといった意外な展開や偶然の効果がなくなります。描きながらよくわかんない絵になってもそのまま遠くまで行けるように…。
とても月並みな言い方ですが、失敗を恐れない事、問い直す事を大事にしています。そして繰り返し描き続けることができるかが最も大事だと考えています。自分の内側にあるコンセプトの通りに制作を進めるのではなく、作業しながら自分の認識が変わっていくこと、描く行為が先に立ち絶えず自分と応答していくことが制作の中心です。
現在、力を入れて取り組んでいること
展示をたくさんしようと最近は考えております。これまでインターネット中心で、展示の機会はあまり作ってこられなかったのですが、描く絵のサイズも徐々に大きくしているので、リアルに絵の前に立って観ていただきたいです。また、制作数が増え、絵がいっぱいあるので、国内外問わずできるだけ多くの方に直接観て頂けるようにしたいです。
将来の夢、みんなに言いたいこと
いつも絵を観て下さっている皆さまに心より感謝申し上げます。ありがとうございます。
これまで続けてきたスタイルの絵を更に充実させて細やかな変化も加えていく事と同時に、新しいかたちの絵を増やしながら、より豊かな創作となるよう努力したいと考えております。これからもよろしくお願いいたします。
URL http://otanitaro.com/
ブログ http://大谷太郎.jp/Blog/
1979 横浜生まれ
2004 ドイツ国立カールスルーエ造形芸術アカデミー、絵画・グラフィック科卒業
個展
2005 ギャラリーエマヌエル・ポスト ライプツィヒドイツ
Gallery Emmanuel Post, Leipzig Gemany
2006 ポストファインアーツ・フライブルグ・ドイツ Post-finearts,Freiburg,Gemany
2006ギャラリーエマヌエルポスト・ライプツィヒ・ドイツGallery Emmanuel Post, Leipzig Gemany
2013 大谷太郎/絵画展・わいん場/調布/東京
グループ展
2005ギャラリーエマヌエルポスト・ライプツィヒ・ドイツGallery Emmanuel Post, Leipzig Gemany
2005 ベルリナーリステ ・ドイツ berliner Liste
2005 クンスト05 チューリッヒ・スイス Kunst 05 Zuerich
2006 クンスト06 チューリッヒ・スイス Kunst 06 Zu?rich
2007グラフィックコンクール「リノカットの現代展」 市立ビィーティヒハイム・ビィズィンゲン美術館 ドイツ Graphics prize “Linocut today” State Gallery Bietigheim-Bissingen, Germany
2008グループ展・ターンベルリンギャラリー・ドイツ
“The cured & the cooked” Turn-berlin gallery, Germany
2008 グラフィックコンクール「木版画の現代」展・スパールカッセ銀行グループ・ルートビィッヒスブルグ・ドイツ
Graphics prize “Woodcut today” kreissparkasse Ludwigsburg, Gemany
2009 グループ展・ターンベルリンギャラリー・ドイツ
“On the Bounce” Turn-berlin gallery, Germany
2009 イテム・絵画コンクール ウルム・ドイツ
Item kunstpreis malerei Ulm Germany
2009 グループ展・ウテ・リツコウ/大谷太郎
verstehen wir uns?+わかりあえる?
スコッティ・エンタープライズ ベルリン・ドイツ
Ute Litzkow/Taro Otani +verstehen wir uns?+ Scotty- enterprises,Berlin Germany
2011 23.クンストターゲ ブラウバイラー/ドイツ 2011 23.Kunsttage Rhein-Erft Pullheim-Brauweiler
2012 Art and icecream Ecc-Berlin Weissensee Berlin Germany ベルリン ドイツ
2013 ヨコハマハンドメイドマルシェ/パシフィコヨコハマ
2013 HMJ ハンドメイドインジャパンフェス/東京ビッグサイト
2013 C/STORE@渋谷ヒカリエ
2013 Tagboat@Bunkamura/文化村ギャラリー