ワタナベリョウは1998年愛知県生まれ、2016年武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻入学。
映画やアニメーションのほか、玩具などのポップ・カルチャーからインスピレーションを受けて制作。コミカルな作品には実在・架空問わず個性豊かな生き物たちが登場します。
幼少期から現在まで変わることのない創作への意欲と、制作にかける想いをお伺いしました。
ワタナベリョウ Ryo Watanabe |
シリーズ作品『ストレンジ・ネイバーズ』
ー作品を作り始めたのはいつ頃ですか?
もの心がついた時から、お絵描きや工作は大好きでした。それが”作品”になり始めたのは高校生の頃ではないかと思います。
ーアーティストを目指そうと思ったきっかけはなんですか?
気づいたら現状がありました。アーティストを目指そうと思ったことはなく、幼少期から好きだったものづくりと、好きなことしかやりたくない質が続いているだけです。今でも自分のことがアーティストなのか疑問に思います。
ー作風が確立するまでの経緯を教えてください。
表現するための素材はまだ確立したとは思いませんが、作品に登場するキャラクターたちはずっと昔から頭の中にいます。学校の授業中にしていたラクガキから作風は変わっておらず、それが洗練されていき今に至ります。
ー作品を発表し始めたのはいつ頃ですか?発表するまでにどういった経緯がありましたか?
高校が美術系だったこともあり、その頃から友人たちとグループ展などを企画して作品を展示していました。作品を表に出すことのハードルが低く、その頃からの流れで今でも作品が完成したら発表しています。
ー作品制作の軸となっているものは何ですか?
頭の中の世界に無数のキャラクターたちがいて、その中からその時のテーマにあった子たちを連れてきて作品に落とし込んでいます。
その子たちのフォルムや表情のルーツは愛してやまないポップ・カルチャーです。
ー作品はどうやって作っていますか?技法について教えてください。
現在はアクリル絵の具を用いて制作をしています。マットに色を塗り重ねていき、細部を描き起こしていきます。
椅子に座って描くのが苦手でして、普段は床であぐら組んで描いています。
ー作品制作で困難な点や苦労する点を教えてください。
沢山ありますが、作品を良くするために色を何回も塗り重ねていく単調な作業にはいつも骨が折れます。
ー今後の制作において挑戦したいことや意識していきたいことを教えてください。
表現の幅を広げていきたいと考えております。
作品制作は常に変化が必要だと考えていて、今年一年はそれがあまりできなかったので、素材や見せ方などを研究していき、次のステージにいきたいです。
阪急MEN’S TOKYO tagboat グループ展「CORE Part9」展示風景
ワタナベリョウ Ryo Watanabe |
1998年 愛知県生まれ
2016年 武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻入学
2022年 tagboat art fair 2022 (竹芝)
2021年 グループ展『HIDE & SEEK』 フリュウ・ギャラリー(千駄木)
2021年 アート解放区 EATS 日本橋 (日本橋)
2021年 tagbort art fair(竹芝)
2020年 グループ展『Little Art & Zine』 フリュウ・ギャラリー(千駄木)
2019年 グループ展”(late) SUMMER GROUP SHOW 2019″ THE blank GALLERY(原宿)
2018年 真夏のデザインフェスタ!
2018年 2人展『ジュブナイル』 アートギャラリー絵の具箱(吉祥寺)