タグボート取り扱いアーティストの皆さんに、インタビューに答えていただきました。
作品制作にまつわるあれこれや、普段は聞けないようなお話などが満載です。
毎週更新していきますので、ぜひぜひご覧ください!
小さいころから絵を描くのが好きでしたか?
好きでした。
漫画のキャラクターを模写することが多かったかもしれません、中学生の頃は映画俳優の似顔絵のようなものを描いていた記憶があります。
美術の道に進むことになったキッカケは?
きっかけというものはありませんでしたが、絵を描くことは好きで、多少才能があるかもという意識で、高校時代には美術部に入り、美大を目指したので、自然にその方向に向かって行ったと思います。ただ、大学は落ちました。行かなくてもアートは出来ると思っていたので、バイトをしながら続けていました。
初めて作品を発表したのはいつ、どんなときですか?
またその後の経緯を教えてください。
20代前半にグループ展に誘って頂いて、発表しました。
その後は、主にコンセプチュアルな作品を制作していました。写真や絵画等はそのコンセプトに必要であれば使うという感じでした。
30代はアートから少し離れてイラストや、ドッググッズの制作販売をしていいましたが、2009年頃からやり残したことがあると思い、少しずつ平面作品を描き始めました。
平行して発表する場所を探していたところ、2012年にYOUNG ARTISTS JAPAN Vol.5(TAGBOAT主催)をたまたま見つけて出展しました。その後もタグボート主催のフェスには何度か出展しましたし、その縁でアートラボトーキョー等で個展をさせて頂きました。
制作する日はどのようなスケジュールで進めていますか?
他に仕事をしていますので、空き時間の2時間~3時間を平均して制作しています。
作品の制作手順や方法などを教えてください。
ここ数年は、自分で撮影した写真を元に油彩やアクリルで描くという方法です。
そのまま描くのではなくパソコン上で多少変形したり、絵の中で自由に変更したりしています。
完全に写真を絵に描きなおすのではなく、絵の中で、絵が求める方向と自分の感覚が求める方向との折り合いを探りながら描くという感じです。
現在、力を入れて取り組んでいること
テーマとしては「場と時間」「日常と非日常」「再生と破壊」等を混在して表現しています。
その中でも、ここ数年は駐車場のシリーズを中心に描いています。駐車場は雰囲気や、描いた時の画面を構成する感じや、色彩の配置等に興味があります。ただ、そのモチーフや一点のみで自分のイメージが表現できているとは思わないので、全く違うイメージを混在させたり、並置したりしています。
将来の夢、みんなに言いたいこと
もう少し発表機会を増やしたいのと、もう少し制作時間を増やしていきたいです。
お世辞でもなんでもなく、タグボート主催のフェスやコンペに出品するのはお勧めです。
1970年 岐阜県生まれ
1993年
「グループ展」
1994年
「2人展」LOVECOLLECTION GALLERY(名古屋)
「グループ展」
1995年
「個展」J2GALLERY(東京)
「グループ展」GALLERY LE DECO(東京)
1996年
「個展」GALLERY CAPTION(岐阜)
2009年
平面作品の制作再開~
2012年
YOUNG ARTISTS JAPAN Vol.5(TAGBOAT 主催)
2013年
「花見展#3」Art Lab TOKYO(東京・日本橋)
TAGBOAT ART FES 2013(ブース審査、準グランプリ受賞)
TAGBOAT@Bunkamura(東京・渋谷)
「個展」Art Lab TOKYO(東京・日本橋)
2014年
「アートフェア東京」Art Lab TOKYOより出品
「花見展#4」Art Lab TOKYO(東京・日本橋)
第9回タグボートアワード(審査員特別賞・大巻伸嗣賞)
「個展」LAD GALLERY(名古屋)
「個展」Art Lab AKIBA(東京・秋葉原)
2015年
「個展」Art Lab TOKYO(東京・日本橋)
2016年
第11回タグボートアワード入選
Independent TAGBOAT ART FES(審査員特別賞・椿原弘也賞)