タグボート取り扱いアーティストの皆さんに、インタビューに答えていただきました。
作品制作にまつわるあれこれや、普段は聞けないようなお話などが満載です。
毎週更新していきますので、ぜひぜひご覧ください!
アーティスト 末松享子
小さいころから絵を描くのが好きでしたか?
物心ついた頃から、外で遊ぶより、絵を描いたり、自ら何かを創造する遊びに興味がありました。
美術の道に進むことになったキッカケは?
絵を描くことが好きではありましたが、高校は、服飾を専攻しました。
被服制作に入る前段階で、イメージを作るためにデザイン画を描く工程があります。
実際に生地と向き合い服飾制作よりも、その前段階のイメージを膨らませる作業や、平面にイメージを落とし込む作業「描く」という行為の方が、より魅力的に感じられました。
その時、改めて絵画制作を学びたいと考えました。
初めて作品を発表したのはいつ、どんなとき?
大学生の頃に、出展した公募展で、入選した時に、初めて公の場で作品を発表しました
正確には、発表させてもらった形ですね。
当時入選すら難しいと思っていたのですが、結果、入賞することができました。
思わぬ形で、多くの方々に作品を見て頂く機会を得ることができました。
制作する日はどのようなスケジュールで進めていますか?作品の制作手順など
特に作品のイメージを造るときは午前中に作業をします。
まずはじめに、自分のコンセプトを形にするためスケッチブックに形や曲線などイメージを逃さないために描きとめていく作業から始めます。
次に、その書き留めた形のパーツを拾い集めて、制作する画面を想定し、構成していきます。
この構成で良いと思ったものをいくつか選び、予定作品の大きさの10分の1ぐらいの大きさのドローイングを色を使い描きていきます。この時点で具体的に、配色を決定します。
本作ではその10分の1のドローイングを基に制作をします。
実際の本作では、一枚(f100号)に60分で描き終えることをルールとしています。
時間の強制力が、シンプルかつダイレクトに自分の考えをキャンバスに落とし込む事が出来ると考えています。
現在、力を入れて取り組んでいることは?
視・聴・嗅・味・触の五感に訴える目に見えないものを形にする事をコンセプトに制作しています。
感覚から得た情報を可視化するために、物語の中の言葉に触れたり、自然が作り出すフォルムなど、自分の琴線に触れるものを集める事に現在注力しています。
いつも、イメージの引き出しをいくつも持つことに力を入れています。
日々のそのような取り組みから、絵画の可能性の探求ができるのではないかと考えています。
将来の夢、みんなに言いたいこと
現在制作は平面絵画の制作が主ですが、将来、インスタレーションや立体の作品にも挑戦できれば、と、考えています。
2017″UmuQ”TURNER GALLERY (Tokyo)
2016″Zitto”ANNE MOSSERI-MARLIO GALERIE (Basel)
2015″Group Exhibition” Gallery Koyanagi (Tokyo)
2015″Art Basel” Gallery Koyanagi (Basel)
2014″TOKYO DESIGN WEEK 2014 ART FAIR” Jury’s Special Prize (Tokyo)
2012″Tropical fish of unnourished beauty” Dior Ginza / Collaboration with Tabaimo (Tokyo)
Facebook :https://www.facebook.com/kyoko.suematsu.5
Kyoko Suematsu オフェシャルサイト :http://kyokosuematsu.com/
Anne Mosseri Marlio :http://annemoma.com/artists/