タグボート取り扱いアーティストの皆さんに、インタビューに答えていただきました。
作品制作にまつわるあれこれや、普段は聞けないようなお話などが満載です。
毎週更新していきますので、ぜひぜひご覧ください!
小さいころから絵を描くのが好きでしたか?
好きでした。小学校の頃から漫画のキャラクターを模写するのが好きでよく真似して描いていました。
美術の道に進むことになったきっかけは?
漫画を読んだり描いたりすることが好きだったので、漠然と絵を描く道に行きたいなと思っていました。あと大学で美術の教員免許を取得するための授業を選択して、そこで初めて本格的なデッサンなどを習いました。
初めて作品を発表したのはいつ、どんなときですか?
公なのはたぶん大学時代に出したコンペの入選者展だと思います。
愛知県立芸術大学の大学院在学中はいくつか小さなグループ展に出品させてもらっていました。
制作する日はどのようなスケジュールで進めていますか?
主に小学校の仕事が入っていない日に制作しています。絵の元となるエスキースが大事なので、エスキース制作の作業は時間が多くとれる日にします。逆にエスキースが出来れば少しずつでも描写できるので仕事から帰って来てから制作することもあります。
作品の制作手順や方法などを教えてください。
現在水彩作品とアクリル・テンペラ作品の2通りで主に制作しています。この2つでは出来ることが違うので、作品テーマに合う方で制作します。水彩は透明色がきれいに出るので明るい色をたくさん入れたい時や、瑞々しい空気間を描きたい時に使います。
逆にアクリル・テンペラの混合技法では不透明色が強く細かい描写が出来るので、人物をある程度リアルに描くときや細かい服の模様を描くときに用いています。
現在、力を入れて取り組んでいること
混合技法の作品では以前より細かい部分の質感を大事にしています。素材の異なるボタンやワッペンなど細かい装飾を部分的に入れることで絵の見どころが増えればと考えています。
水彩画では新しく背景を組みこんだ横長の作品に取り組んでいて、こちらはまた混合技法の作品とは異なる雰囲気なので同時に継続して制作していこうと考えています。
将来の夢、みんなに言いたいこと
最近は実験的な制作をしていたこともあって小さめの作品が多かったので、時間をかけて大きいサイズで密度の高い作品を作りたいです。
増田 恵助Keisuke Masuda |
1981年 東京都生まれ
2004年 埼玉大学教育学部 国語専修 卒業
2006年 埼玉大学大学院 教育学研究科 美術教育専攻 修了
2010年 愛知県立芸術大学大学院 美術研究科 油画領域 修了
2012年 小豆島アーティスト・イン・レジデンス参加(小豆島町/香川)
個展
2017年
絵の中の絵(日本橋三越本店/東京)
絵の中の絵(S.Y.P/東京)
2015年
moving(ギャラリー芽楽/名古屋)
増田恵助展(伊藤美術店/名古屋)
Another Girl Another Ground(GALLERY MoMo Projects/東京)
playing(S.Y.P/東京)
2013年
water and colors (ギャラリー芽楽/名古屋)
2012年
half remembered dream (ギャラリー芽楽/名古屋)
2011年
増田恵助展(ギャラリー和田/東京)
technicolor(ギャラリー芽楽/名古屋)
主なグループ展
2014年
f(伊藤美術店/名古屋)
2013年
8th タグボートアワード入選者展・小山登美夫賞 (世田谷ものつくり学校/東京)
ワンダーシード2013(ワンダーサイト本郷/東京)
2012年
interaction vol.1(GALLERY MoMo Roppongi/東京)
2011年
ULTRA004(スパイラルガーデン/東京)
Fresh2011 4人展(伊勢現代美術館/三重)
New-laid eggs vol.2(GALLERY MoMo Ryogoku/東京)
トーキョーワンダーウォール2011(東京都現代美術館)
ワンダーシード2011(ワンダーサイト渋谷/東京)
2010年
モンブランヤングアーティストパトロネージ2010(銀座モンブラン本店)
アートアワードトーキョー丸の内2010(丸の内行幸通り地下)