制作工程を種明かしする「How to Make」インタビュー。今回はタグボート取扱いアーティストのナカムラトヲルさんにお話を伺いました。
ナカムラトヲル Toru Nakamura |
今回ご紹介いただく作品は何ですか?
「Fake face」です。
その作品のモチーフを選んだ理由はなんですか?
人物画は着ている服や色、髪型などの組み合わせは無限にあるし何より描く楽しみが大きいです。
その作品の色は、なぜそのような色にしましたか?
いつも色は直感なんです。最初に決めた色が制作を進めていくうちに変わっていくので自分でも最後までわからないんです。
その作品はいつ、どのように思いつきましたか?
いつも頭の中にアイデアの破片みたいなものがあってそれがひとつにまとまった時ですね。
どこで制作されれいますか?
アトリエがないので自宅の一室を制作部屋にしています。
その制作現場で気に入っている点は何ですか?
いつでも制作に取り掛かることができることですね。
その制作現場で困っている点は何ですか?
100号くらいが限界なところですね。
その作品に使っている材料はなんですか? その材料を選んだ理由はなんですか?
アムステルダムのアクリル絵の具をメインに使用しています。チューブからそのまま使うので大容量なものが好ましいです。
支持体は木製パネルを使っています。ローラーなどを押し付けて力を加えることが多いので、しっかりとした支持体が欠かせないですね。
その材料でこだわっていることは何ですか?
パレットなどでの混色はせず全てチューブから直接使うことです。
その作品に使っている道具はなんですか?
メインで使用してるのはローラー、カード類(使い終わったクレジットカードやパスモ等)、スプレーを使用しています。
筆はほとんどの作品で使いません。
その道具を選んだ理由はなんですか?
絵の具を始めて使った時に筆を洗うのが大変だったので、楽なものを探した結果です(笑)
片付けが楽チンですね。
その道具はこの作品でどのように使っていますか?こだわっていることは何ですか?
各パーツごとにそれぞれ使い分けています。
カード類やローラーでも作品の大きさや色を塗る範囲・効果を考えて使い分けています。
特にローラーは使うごとに状態が変わっていくので5種類くらいのローラーを使い分けてます。
その作品の制作にとりかかる前に、準備することは何ですか?
モデルとなる人物像の構図をネットや雑誌から探します。
だいぶデフォルメしてますが有名、無名問わず各作品に実在のモデルを参考にしています。
その作品は、どのような手順で制作しましたか?
まず大まかに下絵を書いて、バランスが崩れてないか確認しながらマスキングテープで黒のラインをとってまた全体的なバランスを見ながら着色します。
そのような手順になった理由はどうしてですか?
最初から決まった作品を描くのではなく、進めていくうちに感覚や直感で変わっていくので、
線の太ささ配色のバランスは常に確認しています。
制作にかかる時間はどれくらいですか?
サイズによりますが、小さなサイズ15号くらいで1週間くらいでしょうか。
その作品を完成とするのはどのような形になったときですか?
これ以上、手を加えるところがなくなったときです。
その作品はどんな人に観てもらいたいですか?
ALL人類!
その作品はどのような場所で観てもらいたいですか?
閉じこもった空間よりカフェや人の目に着く場所が理想です。
その作品はどこに注目して観てもらいたいですか?
深く考えずに、カラフルな人物たちを楽しんで欲しいですね!
ナカムラトヲル Toru Nakamura |