
小松本結

プロフィール
1993年 三重県生まれ
2016年 京都芸術大学 美術工芸学部油画(版画)専攻卒業
2018年 京都芸術大学 大学院 美術工芸領域油画(版画)専攻終了
【グループ展】
2020年「FACE2020」SOMPO美術館(東京)
2021年 「ARTIDE Vol.2」伊勢丹新宿店本館2階イーストパーク(東京)
2021年 「One Face展」ロイドワークスギャラリー(東京)
2022年 「One Face2022」ロイドワークスギャラリー(東京)
2023年 「One Face2023」ロイドワークスギャラリー(東京)
2024年 「上野の森美術館大賞展」賞候補 上野の森美術館(東京)
2024年 「One Face2024」ロイドワークスギャラリー(東京)
2024年 「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2024」福岡国際センター(福岡)
2025年「Color expression」YUGEN Gallery (東京)
2025年「WHAT CAFE EXHIBITION vol.42 : Framing Motion 」WHAT CAFE(東京)
2025年 「One Face2025」ロイドワークスギャラリー(東京)
2025年「Independent Tokyo 2025」東京ポートシティ竹芝(東京)
【受賞歴】
2025年「Independent Tokyo 2025」徳光健治賞

アーティストを目指すようになったのは、どのような経験や思いがきっかけでしたか?
小さい頃から、ずっと続けたいと思えることは絵を描くことだけで、
それ以外への興味はあまりなく、社会でうまく生きていける自信も持てませんでした。
オープン前で猫の手も借りたいほど人手が必要なはずの
大型スーパーのアルバイト面接にすら落ちてしまいました。
不採用のお祈りメールが届いた翌日、そのスーパーの前には
「スタッフ大募集」
の看板が堂々と掲げられていました。
その瞬間、私にできることは絵を描くことしかないのだという思いを、
これまでになく強く抱くようになりました。

これまで影響を受けた作家や表現はありますか?
好きなアーティストは加藤美佳,桑原弘明,エドワード・ゴーリーです。
共通して細かく繊細な表現が魅力だと感じています。
漫画では『兎が2匹』が好きです。
長い人生を生きていかなければならない絶望感と、
死ぬには惜しいほど心震える瞬間もある世の中との対比が美しい作品です。
映画は『パフューム』が好きです。
自分はどちらかというと努力型の人間なので、生まれながらの天才というものに憧れがあり、
繰り返し観てしまう一本です。
音楽はほとんど聴きませんが、ラジオや落語をたまに楽しんでいます。

制作に入る際、必ず行うルーティン(音楽、飲み物、時間帯など)はありますか?
クラフトボスを牛乳で割ったカフェオレもどき(“乱暴な飲み物”と呼んでいます)を、
2分30秒レンチンします。
BGMはラジオや落語、朗読など、人の話声が入ったものを流します。
お化けは信じていないけれど、怖い話を聞くのも好きです。

制作工程や素材について教えてください。
制作工程は、まず下書きを行い、
次にアクリル絵の具を水で溶いてパネルに垂らし、自然乾燥させます。
乾燥後、アクリル絵や油絵の具で細部を描き込んで仕上げます。
支持体は木製パネルにジェッソで下地処理を施したものを使用しています。
綿布を貼る時もあります。

描き始めた当初と現在で、自分の中で最も大きく変化した部分は何ですか?
具象絵画から抽象表現も含めた描き方へと大きく変化しました。
中でも自分にとって最も重要な転機となったのが
「垂らし込み」という表現技法を取り入れたことです。
この技法によって画面に偶発性と独特の流動感が生まれ、
自分のスタイルや表現の幅が以前よりもぐっと広がったと感じています。

今回、「tagboat Art Fair 2026」に出展される作品について教えてください。
SNSの普及により、他者の容姿や生活が日常的に可視化される現代社会では、
自他の境界が曖昧になり、自身の価値やイメージさえも他者の視線や評価に左右されがちです。
そうした時代のなかで、心の奥底に潜む不安や葛藤を描くことを試みています。
画面に現れる層状の模様は、「垂らし込み」と呼ばれる
油彩とアクリル絵具の技法によって生み出されたもので、
アメリカ・デトロイトの自動車工場で誕生した
人工鉱石「デトロイトアゲート」をモチーフとしています。
瑪瑙にも似たその模様は、私自身の内面に幾重にも積み重なる「感情の層」を象徴しています。
こうして感情の揺らぎを繊細に描きながら、自身の作品世界は、
日々移ろう感情に翻弄されつつも、自らの姿勢を整え、
「今日」を生き抜こうとする人々の静かで力強い意志を伝えています。

10年後、どのようなアーティストでありたいと考えていますか?
もし私が不慮の事故や病気でこの世を去ったとして、
そのニュースがSNSでバズって、3日間くらいは心から悲しんでくれるファンが存在して、
遺作展が開かれる——
そんなアーティストになれたら良いなーと考えています。

4月24日(金)ー26日(日)開催:tagboat Art Fair 2026
現在、Tagboat Art Fairの無料招待券申し込み受付中!

「tagboat Art Fair 2026」
会期
2026年4月24日(金)ー26日(日)
詳細日時
・Preview -会場限定販売期間-
4/24 (fri) 16:00 – 20:00
・Public View -オンライン同時販売-
4/25 (sat) 11:00 – 19:00
4/26 (sun) 11:00 – 17:00
※3日間どなたでもご来場可能です
会場
東京都立産業業貿易センター浜松町館 展示場2階
〒105-7501 東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝
JR/東京モノレール 浜松町駅(北口)から徒歩5分
ゆりかもめ 竹芝駅から徒歩2分
都営浅草線/都営大江戸線 大門駅から徒歩7分
チケット代
1500 円(会期中再入場可能)
※現在、Tagboat Art Fairの無料招待券申し込み受付中!
※障害者手帳のご提示でご本人様、付添いの方1名まで無料
※学生証のご提示でご本人様無料
※小学生以下のお子様は無料