
河邉ありさ

プロフィール
2012 日本大学芸術学研究科造形芸術専攻博士前期課程修了
2017 ドイツ カッセル芸術大学 Norbert Radermacherクラスに研究生として在籍
【アーティストインレジデンス】
2011 BankART Studio NYK 森塾として滞在
2013 滋賀県立陶芸の森スタジオアーティストとして滞在
2018 BOX HILL community arts centre (メルボルン)
【個展】
2011 「castoff-skin」ギャラリイK 銀座
2016 「あなたの輪郭は日に日に曖昧になっていった」 ギャラリイK 銀座
2019 「The accumulation of our little narratives」 Box Hill Community arts centre メルボルン
【グループ展】
2014「亀山トリエンナーレ」三重県亀山市
2015 「new arts prospect from Japan」 Ashok Jain Gallery NewYork
2016 「くまの古道美術展」三重県紀伊長島 「宇宙の連環として」極小美術館 岐阜県
2018 「0°」 Kasselschmiede ドイツ
2019 「The exhibition」The Wandering Room メルボルン
2023 「Alice」Bjorn倉敷
「Circus」倉敷天満屋
「JK-Gコンペティション」Gallery bisunjae ソウル
2024 「JK-Gコンペティション 二次審査」東京タワーギャラリー
「JK-Gコンペティション Yes. We can」Gallery bisunjae ソウル
「ポートレート展 4人の作家が描く誰かの肖像」大久保分校スタートアップミュージアム 栃木県
2025 「第5回 Artist New Gate 受賞者展」あべのハルカス近鉄本店 アートギャラリー
「Independent Tokyo2025」東京ポートシティ竹芝
「八木勇征一人十色アート展」渋谷キャスト
「おもい・つむぎ財団コレクション展」大久保分校スタートアップミュージアム
「grid next Emerging Artists Showcase」biscuit gallery +AWASE gallery +On
その他多数

アーティストを目指すようになったのは、どのような経験や思いがきっかけでしたか?
中学は進学校でしたが馴染めず、企業に就職をしても、自分の制作ができないことが苦しく、
柔軟にペルソナを作ることができませんでした。
作品を作り続けるしか自分の道はないんだなぁと理解し、覚悟を決めました。
私は自分の作品を作り続けないと死んでしまう病気なんだと思います。

現在の作風に至るまで、どのような試行錯誤を重ねてきましたか?
元々は彫刻をしていましたが、転勤族の今の夫と結婚が決まった時、これから世界中のどこにいても、
子どもが生まれても制作を続けていける方法はなんだろうと考え、過去の女性たちが営んできた刺繍に辿り着きました
それはある意味で自分を女性の型に嵌めこんだ瞬間でした。
試してみると、コツコツと手数を積み重ねることやが木彫の彫る行為と似ていたため、私自身にとても馴染みました。
それ以前に写真を使った制作をしたいと考えていた時に、
アーティストインレジデンスで出会ったNYの大学の先生に写真を転写する技法を教えていただいたことや、
ドイツの留学中にアンティークショップで家族アルバムを見つけたことなど、
10年くらいの期間の出会いや出来事が結びついてできた作風であり、技法です。

作品に共通するテーマやコンセプトについて教えてください。
作品のキーワードは「記憶・身体・衣服」です。
母を亡くし彼女の衣服を整理していたとき、衣服が彼女の匂いがしたり、身体の身代わりのように感じ、
また彼女との記憶を内包しているように感じました。
時が経つにつれて消えていく記憶と、実体として残り続ける衣服の対比を表現しています。

作品のアイデアは、日常のどんな出来事や風景から生まれることが多いですか?
自分の作品のテーマに合いそうな、アイデアになりそうなものを探しにアンテークショップや博物館に行ったりします。
素材が見つかれば、それをどう作品にするかを、長いと年単位で考えます。
また、私自身のライフステージそのものがアイデアになっていることも多いです。

描き始めた当初と現在で、自分の中で最も大きく変化した部分は何ですか?
今の作品を作り始めた頃は、私自身の母を亡くした悲しみを慰めるような、辛さを源流に作品を制作していました。
そのため、結婚をするときに「幸せになってしまったら作品が作れなくなるのではないか」と考えたこともありました。
しかし、結婚して子どもが産まれたことにより、私は刺繍に出会うことができ、
また家族や子どもたちと過ごす記憶を慈しむような、幸福を源流として作品を作れるようになりました。

作品を見る人に、「これを感じてもらえたら嬉しい」というポイントがあれば教えてください。
写真の人物を曖昧にしたり、木彫ではモチーフを衣服だけにすることで、特定の誰かではなく、
不特定の誰かの物語にすることを意識しています。
作品と作品を見る人との間に、その人だけの共通の物語が立ち上がれば嬉しいです。

10年後、どのようなアーティストでありたいと考えていますか?
さまざまなステップに挑戦し続けることで、自分の実力をつけ、大きな空間で作品が展示できる、
そしてそんな機会に恵まれるアーティストを目指しています。
ただ、いつも誠実に作品や展示と向き合うことは変わらずにいたいと考えています。

4月24日(金)ー26日(日)開催:tagboat Art Fair 2026

「tagboat Art Fair 2026」
会期
2026年4月24日(金)ー26日(日)
詳細日時
・Preview -会場限定販売期間-
4/24 (fri) 16:00 – 20:00
・Public View -オンライン同時販売-
4/25 (sat) 11:00 – 19:00
4/26 (sun) 11:00 – 17:00
※3日間どなたでもご来場可能です
会場
東京都立産業業貿易センター浜松町館 展示場2階
〒105-7501 東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝
JR/東京モノレール 浜松町駅(北口)から徒歩5分
ゆりかもめ 竹芝駅から徒歩2分
都営浅草線/都営大江戸線 大門駅から徒歩7分
チケット代
1500 円(会期中再入場可能)
※障害者手帳のご提示でご本人様、付添いの方1名まで無料
※学生証のご提示でご本人様無料
※小学生以下のお子様は無料