アート作品の購入にはいろいろなエピソードが詰まっています。お気に入りの作家との出会いや、作品を購入するきっかけとなった出来事、また作品が届いてからの想いなど。今回はタグボート取扱い作家・濱田有美の作品をご購入された銀輪部長さまのエピソードをご紹介します。
銀輪部長 55代・男性・大阪府在住 |
私たちと「さすらいきものたち」との出会いはホント偶然でした
元々ギャラリー白さんの開廊40周年記念展にお邪魔した際に「他にもなにかあるかなぁー」とビルの最上階にあるGekilinギャラリーさん家を覗いた時の事
翌日からの個展準備が終わって照明が落ちているそのフロアに今まで見たこともない「さすらいきものたち」が息をひそめて存在していました
これはじっくりと拝見したいと考えた私たちは翌週以降に予定調整し、改めて濱田さんが在廊されている日にお邪魔して製作ワークショップも体験、特製のシャツを買い求めて帰りました
何かしら心の琴線に触れたのでしょうか
今までも複数の作家さんの個展にお邪魔しましたが、この方の作品を再び拝見したいという欲求に加えて「いつでも見たいときに見たい」「生活の彩りに活用したい」という想いが湧いた作家さんは初めてでした
その後、大阪での小さな出品で丁度ひな祭りに良い小品を頂戴するご縁に恵まれました
そして今回のコロナ騒動
今までの常識や知見が通用しない事態に放り込まれた我々は、取り敢えず全てのリアルコミュニケーションを自粛し、なすすべもなく首をすぼめて嵐が通り過ぎるのを待つ日々が続いております
そんな中、表現者の皆様も表現の場を設けることに躊躇をし、その手段の模索に苦悩されていたと存じます
芸術は決して富裕層の酔狂ではありません
このような厳しい社会状況下においてこそ、表現者の指し示す何かが私たちを支え、導いてくれると信じておりますし、それは過去の大作と言われるものが証明していると存じます
今こそ若い表現者たちの皆様に期待したい私です
今回もそんな思いから濱田さんの作品を一つ頂戴いたしました
「黒鳥BOY」、、、彼は今日も赤いフーセンガムを膨らませながら我々に何かしら前のめりになれるメッセージをくれます
おかげさまで何とか乗り切れそうです
有美さん、さすらいきもの達ありがとう(拝)
最後になりましたが、皆さんもぜひ小さな画廊巡りをオフラインでもオンラインでもされてみてはいかがでしょうか
大きな美術館での鑑賞とは異なり、さほど密でない鑑賞が可能です
いくつかの画廊を巡られますと、きっといつか皆様の心の琴線ふれるような作品に出合えると確信しております
これをお読みの皆様にも、この混迷を極める社会情勢を乗り切るための一助となる表現に巡り合われることを心より願って私の拙文の締めといたします
令和二年7月末日
銀輪部長こと滑良雅也
濱田有美 Yumi Hamada |
銀輪部長さんへ
この度は黒鳥BOYをお迎え頂き有難うございます!!
コロナの不安定な中、さすらいきものたちに望みを持って頂けた事にとても感謝しております。
私自身、さすらいきものたちを作る上でいつも気持ちに平和とユーモアを、、、そしてあるがままな強さを大事に作っているとこがあったので言葉に無いメッセージを作品から感じ取って頂いたというのがとても嬉しかったです。
銀輪部長さんからはいつも応援のお言葉を頂いており、さすらいきものたちの事をとても大事に思ってくださってます。
その思いをエネルギーに今日も作る事が出来ています。
今後も期待を裏切らないさすらいきものたちを見て頂けるよう精進致します。
どうぞ宜しくお願い致します。