「ワンピース倶楽部主催のギャラリー巡りバスツアーに参加したことが、本格的にアートをコレクションするきっかけです。ツアーを通して、それまで思っていた敷居の高い印象と違い、古くて情緒のある建物があったり、フレンドリーな雰囲気のギャラリーに出会うことで、『アートコレクションって面白そうだな』と感じましたね。すぐにワンピース倶楽部に入会して、会員仲間とGEISAIやアートフェア、週末にはお気に入りのギャラリーのオープニングに行ったりと精力的にアートに関わるようになりました。」
そう語るのは週に20本は必ずチェックしているほど、テレビアニメの大ファンであり、アパレルデザイナーを職業とする吉田有子さん。表参道ヒルズからほど近いおしゃれなマンションで、シンプルなインテリアとお気に入りのアートに囲まれて暮らしている。最近特に気に入っているのは、デザイン性に優れていてシャープでかっこよい作品、ラフに描かれていながら強い表現力のある作品とのこと。身近で手軽に買える現代アートの作品が多くあるのに、その存在を知らないのはもったいないと感じている。実際にギャラリーのオープニングパーティーに友達を連れて行くと、アーティストから直接話を聞くことでアートの楽しみ方が分かり、刺激になったという人が多いという。
今後は、自分のライフスタイルやテーマに合わせた統一感のあるコレクションをしてきたいと考えている。壁に掛けるのにちょうどよい大きめの作品がほしいと思っているが、まだその作品に出会う「旅」の途中であり、未来の作品を楽しみにしているそうだ。
「ギャラリーへの要望として、ぜひ日曜日も開けてほしいです。サラリーマンにとって、現在作品を見に行く機会は土曜日しかありません。もし見たいときに開いていれば、本当に嬉しく感じますね。」
アートとの出会いを大事にしている吉田さんならではの意見である。