アート作品の購入にはいろいろなエピソードが詰まっています。お気に入りの作家との出会いや、作品を購入するきっかけとなった出来事、また作品が届いてからの想いなど。今回はタグボート取扱い作家・石川美奈子の作品をご購入された石井さまのエピソードをご紹介します。
石井 54歳・男性・神奈川県在住 |
ようやく辿り着いた作品。
「Wavelengths_20.03」48 x 73 cm
Webで気軽に絵画を観て、じっくりと検討出来るtagboatさん。数あるtagboat推しの作家さんがいらっしゃいます。そこで一目惚れした作家さんが『石川美奈子』です。その中で一番のお気に入りが以下の作品でした。
「Wavelength_03」123 x 48 cm
しかし、いきなり30万円もする作品は無理でした。しかも、かみさんに「内緒」で購入しなくてはいけない、というミッション付きでした(過去形)。そこで、目に止まったのが以下の作品でした。
「DICE_02 -意思とその外側-」9 x 9 cm
これならミッションインポシブルではないかと購入を決めました。すると、今度は以下の作品も気になりました。
「DICE_05 -意思とその外側-」9 x 9 cm
「02」を左から緑・青・緑・赤、「05」を左から赤・青・黄・緑と「連作」の様に感じました。値段も2点で送料込みで6万円弱でしたので、気軽にポチッと出来ました。
作家コメントより
「この作品はサイコロの出た目によって色と縦横の色の境界が決められます。」
とあり、これが偶然の産物だと知り、ビックリしました。
数万円から百万円超えの作品がドッサリと在るtagboatさんのWebサイト。予算も勇気も無かった当時の私には打って付けの作品でした。
そして、その後に徳光代表の著書「教養としてのアート 投資としてのアート」読破させて頂きました。初心者→初級者くらいには成れた気がします(自称)
ソコには、「投資としてのアート」では、同じ作家さんの作品は買わない方が良い、と記されていました。それと共にギャラリーから購入すれば、作家さんの『支援』に成るともありました。
一目惚れした作家さんを少しでも『支援』出来たら嬉しい、という気持ちにも成りました。そして、今回「ようやく購入」出来た作品のタイトルが「Wavelengths_20.03」です。
コロナ禍で頑張っている作家さん達。
自分を、作品を、じっくり見つめ返していらっしゃると思います。そうした中で「20.03」というタイトルで発表された作品です。もう「買うしかない」と思いました。しかし、購入には少し葛藤があったのも事実です。というのも、3月&4月で今年の予算を使い切っていたからです(始めたばかりの「アートで投資」ついつい予算オーバーを既にしていました)
今年に入ってから、新シリーズが2つも出て来て嬉しく思っています(共に購入済み)
これからも新シリーズの発表を心待ちにしています。もし可能であるならば、来年の1〜2月に発表して頂けると、2021年の予算で直ぐに購入出来るのですがw
石川美奈子 Minako Ishikawa 作品ページはこちら |
ご購入、本当にありがとうございます。
普段、購入して下さったお客様の声を聴く機会がほとんどなく、ドキドキしながらコメントを拝見いたしました。
作品に一目惚れしてくださったなんて、本当に嬉しくて、そして作品についてのコメントもお読みくださっていて、またそれ以上に、お客様ご自身が私の作品に意味を賦与(DICEに関して連作のように感じと)して下さっていることがとても嬉しかったです。
あの時に発表した一連の作品は故郷盛岡での久しぶりの個展で展示する予定のものでしたが、コロナの影響による延期のため、タグボートで発表させていただいたものでした。
それらの作品を『支援』という思いも持って、購入して下さったということに心が熱くなり、石井様のコメントやご購入は私にとって、とても大きな励みとなっています。
本当にありがとうございます。