
手島領

プロフィール
クリエイティブディレクター /アートディレクター
愛知県名古屋市生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒。
博報堂を経て2005年にクリエイテイプカンパニー「螢光TOKYO」、2006年にデザインオフィス「DESIGN BOY」を設立。広告、デザインのほか、アート作品制作や映像制作など創作のジャンルを飛び越え、輻広く活動中。
2020年より音楽ユニット「am8(エーエム・エイト)」名義での音楽制作活動も開始。
<主な展覧会抜粋>
2016 ZINE展(Hong Kong)
2017 ZINE展(中国・深セン)
2017 「恋人はネコ展」三浦憲治+飯島久美子+手島 領 ビリオン六本木(日本・東京)
2021 HILLS ZINE展(日本・東京・六本木ヒルズ)
2021 WAVE展 3331 Arts Chiyoda(日本・東京)
2022 HILLS ART & ZINE展 (日本・東京・六本木ヒルズ)
2022 ART & ZINE 展 Feb Gallery (日本・東京・青山)
2022 WAVE展 3331 Arts Chiyoda(日本・東京)
2023 HILLS ART & ZINE展 (日本・東京・六本木ヒルズ)
2023 WAVE展 Lurf MUSEUM(日本・東京・代官山)
2024 tagboat Art Fair 2024 (日本・東京・浜松町)
2024 HILLS ART & ZINE展 (日本・東京・六本木ヒルズ)

作品を作り始めたのはいつ頃ですか?
本格的に作り始めたのは2015年くらいです。
ヒロ杉山氏キュレーションのZINE展に参加するようになって、そこから作品でも参加させて頂くようになりました。
はじめのうちは見様見真似でしたが、コロナ禍に子供が産まれたことがきっかけで今のキャラクターも誕生しました。
世界で起こる厄災に立ち向かう赤ちゃんヒーロー、それがBABYBOYです。
アーティストを目指すようになったのは、どのような経験や思いがきっかけでしたか?
ボクは元々クリエイティブディレクター/アートディレクターとして仕事をしてきましたが、
広告やデザインの中に長く身を置いているうちに、
自分が表現したい世界と仕事における表現すべき世界の間に乖離が生まれる事が増えてきました。
そうした中で沸々と作品そのものを創作してみたいという願望が自然と結実していったように思います。
なんとなくカワイイから、カッコいいからという事ではなく、
作品の奥底には主張やテーマ性みたいな事があって表現として鮮やかにポップに伝えたい、
そんな思いが今のアート活動にフィットしたんだと自覚しています。

現在の作風に至るまで、どのような試行錯誤を重ねてきましたか?
試行錯誤は常に、です。
アートの面白いところは、上手いだけ、根性でゴリゴリ描くだけでは成立しなくて、
さまざまな要素の絶妙なバランスが大切なところ、と思っています。転機となったのは2021年の子供の誕生です。
コロナや世界紛争の真っ只中に生まれてくる生命について、リアルに考えさせられる場面も多く、
人間として普遍的なテーマだということを強く意識しました。
また昨年2025年には自分が大病を患って生死を彷徨ったことも大きな転機。
生と死を身をもって体験する事で見えてくる世界線は、今後制作する作品に影響していくんだろうな、と思います。

作品のアイデアは、日常のどんな出来事や風景から生まれることが多いですか?
テレビやネットで見かけるその時のニュース、スマホの中、移動中の風景など、
それらをクリップして編集したり加工したりできるデジタルメディアがとても重要です。
アトリエにこもってひたすらキャンバスに向かって描くという工程よりも、
すぐ検索出来て形を作れるという意味では今の技術、
生活動線上の中でアートまで高める作品を作り出す快感というのが自分には合っている気がします。

制作工程や素材について教えてください。
手描きに関してはごく普通な工程で作ります。
デジタルの場合もまずは手描き。
色々とラフを描いてみて気になったものをスクショしてPCへ送り、タブレットで清書していくような流れです。
時間に余裕があればApple Vision Proを仮想モニターにして実寸大の作品として描くようなスタイルと取ります。
出来た作品を出力手配し、出来上がってきたものに加筆したり付け足したりして完成させます。
ご自身の作品において「色」はどのような役割を持っていますか?
色は10m先からでも何だろう?と気にしてもらえるような気配と思っています。
オーラ、というのかな、作品が発する彩度みたいなもの。線画とか、滲みみたいなものも好きなんですが、
色を使うとすればご覧になる方にある種化学反応が起きるような発色がある方が好きです。
モノトーンを使ったとしても発色、輪郭、作品をシャープに見せるために必要なものだと思います。

描き始めた当初と現在で、自分の中で最も大きく変化した部分は何ですか?
アートを作るという行為が特別に構えて行うものではなく、
普通に生きている間に自然と湧き出ることを記録していくような行為になってきている、そんな事でしょうか。
それはデジタル端末などの技術発達によって可能になった
クリエイティブの新しい“構え・所作”みたいな事が裏打ちして成り立っているように感じます。
ものすごく簡単にそれっぽい事は作れるようになった。
問題はここから先のみんなが作るクオリティを越えていくのが何なのか?
その山を登ることが作家としては不可欠な事なのかな、と思っています。

今後の制作において挑戦したいことや意識していきたいことを教えてください。
悲願としては立体作品を作りたいです。
何でか不明ですが、なかなかまとまらない(汗)。
そして生成AIを活用した画像・映像を使った作品というものにも興味があります。
アートが“絵”としてだけでなく“動く”ことで見えてくる表現形態に新しさを感じています。
一番分かりやすい考え方は「自分の個展じゃなく、ミュージアムを作るとしたらどんな感じが良いか?」
を思考することだと思います。
自分の美術館、あるいは記念館、そんなの大袈裟だという時代ではなく、
技術的に実現可能な時代になってきていると思うので、そういった総合的にまとめ上げる力はとても大切な気がします
そのためには作家としてのストーリーが必要です。そんなことを考えています。

4月24日(金)ー26日(日)開催:tagboat Art Fair 2026

「tagboat Art Fair 2026」
会期
2026年4月24日(金)ー26日(日)
詳細日時
・Preview -会場限定販売期間-
4/24 (fri) 16:00 – 20:00
・Public View -オンライン同時販売-
4/25 (sat) 11:00 – 19:00
4/26 (sun) 11:00 – 17:00
※3日間どなたでもご来場可能です
会場
東京都立産業業貿易センター浜松町館 展示場2階
〒105-7501 東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝
JR/東京モノレール 浜松町駅(北口)から徒歩5分
ゆりかもめ 竹芝駅から徒歩2分
都営浅草線/都営大江戸線 大門駅から徒歩7分
チケット代
1500 円(会期中再入場可能)
※障害者手帳のご提示でご本人様、付添いの方1名まで無料
※学生証のご提示でご本人様無料
※小学生以下のお子様は無料